「傲慢で無知で情弱な監督の自己満足」ドラゴンクエスト ユア・ストーリー へりこばくたー・ぴろりさんの映画レビュー(感想・評価)
傲慢で無知で情弱な監督の自己満足
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ラストまではけっこう良かったと思います。
CGで描かれた世界は美しく高速なアクションも頑張っていました。
声優さんの演技はお世辞にも上手とは言えないレベルですが、あの尺であのセリフ量を要求されればだれでも棒になりますよ。脚本と脚本を削れない監督が悪い。それでもフローラは花澤香菜さんの声で聞きたいと思いました。CGが良かっただけに
さて、問題のラストですが、事前情報を仕入れていたので驚くほどではなかったですが、正直あきれました。擦り切れるほどに使い古されたVRオチ、絵に書いたようにテンプレート通りです。しかも説明セリフが超長い(笑)、まあドン引きです。監督以外のスタッフが哀れで泣きそうでした。
このオチを考えた人は攻殻機動隊もマトリックスもソードアート・オンラインも知らないんだろうなあ。25年前から映画ってものを見てないんだろうなあと。そんな人ですから古典的な物語にも触れてるはずはなく、ストーリーがぐちゃぐちゃなのは仕方がないなあ。
まさに無知蒙昧、不勉強、怠け者、情弱、そして他のスタッフ仕事と観客の期待を踏みにじる傲慢さ・・・あきれはてて二の句がつげないので低評価とさせていただきました。
そんなストーリーの中でもすぎやま先生の音楽(だけ)はかがやいていましたよ。
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