「なぜ余計なことをした?」ドラゴンクエスト ユア・ストーリー しゃちさんの映画レビュー(感想・評価)
なぜ余計なことをした?
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最初のドット絵のシーン、ああ、懐かしいな、製作者分かってるな、という感じでかなり端折ってはいたが、原作を知っていれば何とかついていけた。
パパスが死ぬシーンや節目節目のシーンで感動がこみ上げてきた。
CGのクォリティやアニメーション、モンスターのやられエフェクトなど細部に至るまで作り込みが確認でき、王道ストーリーの展開も胸熱なものがあった。とても良い、ドラクエファン納得の出来栄えだった。最も好きな映画のひとつになるかもしれない、と思った。最後の最後までは。
もう色んな方が酷評されているので今更詳細を書くまでもないが、込み上げてきた涙がさーっと引くのを感じたのはこれが初めてだった。
素人の思いつきのようなオチ。あまりにお粗末で、このビッグタイトルに似合わない、最低などんでん返しだった。
本当に、こう思う。
なぜ余計なことをした?
最後魔王を倒して、めでたしめでたしなら、今日はとても良い気分で寝れた。
ゲームはたかがゲームではない、プレイヤーにとってはもうひとつの現実なんだ、というメッセージを込めたかったのだろうが、そんなことは普通に映画を作ってくれれば自然と思うこと。というか、プレイした人はみんな分かっている。
あれを入れることによって逆効果となった気がする。
ゲームをお粗末に扱っているようだ。
あそこをまるまるカットするだけでもマシになると思う。
声優陣が豪華だが、自分ならこの話は断るだろう。
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