世界侵略 ワシントン決戦のレビュー・感想・評価
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チープさに唖然、茫然
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マニアならアライサム製作と知っただけで中身の察しはつくでしょう。
邦題は「世界侵略: ロサンゼルス決戦(2011)」の丸パクリ、これまた配給会社ニューセレクトの常套手段ですね。
プロットは大ヒットした「インディペンデンスデイ(1996)」のつまみ食い、巨大な宇宙船と大統領が独立記念日にエイリアンと闘うモチーフは一緒、エリア51にエイリアンの秘密が隠されていたのに比べると民間の修理工場にエイリアンが独り隠れ住んでいる設定、いくらなんでもと言いたくなるがつっこみどころは満載だからまともな方を探す方が疲れるくらい。
まず、エイリアンは兵士の格好だが輪郭をぼかして謎っぽく見せているだけ、一応光線銃は持っているが皆目当たらない、それに比べて首元を狙えば拳銃で倒せる、そればかりかロケット花火が弱点とは子供に媚びているのだろうか。反物質の爆弾なんて「天使と悪魔(2009)」のパクリだろうが本当なら地球消滅も不思議ではない筈、ところが敵の母船が壊れる程度というのも全く解せません。ことほど左様に真面目に作っているとは思えないふざけた脚本にもはや唖然、茫然。
もっとも、この手の作品はくだらなさが身上、炎上商法と一緒で貶されてなんぼの確信犯だから言うだけ野暮というものでしょう。
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