FYRE 夢に終わった最高のパーティーのレビュー・感想・評価
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心当たりあるようなないような光景
数時間行列に並ばせてる客を見て「でかい音で音楽流しとけ!」って指示する主催ワロタ(デカい音が聞こえたらなんか気持ちあがっちゃう心理利用されてて痛い)(そのでかい音のせいでスタッフはお客さんの声が聞こえず現場はますます混乱した)
誇大広告の怖さ…
青い空と海、白い砂浜、美しいモデルたち、ゴージャスなコテージ、誰もが憧れるセレブ生活は人を引き付ける。ビリーという詐欺師は本気でフェスをやろうといつまで思っていたのだろうか。fire後も詐欺をしていたわけで、罪悪感を全く持ち合わせておらず、発想と強引なまでの手法は天才的だが、状況把握力は著しく欠如している。周囲のスタッフも危うさを散々指摘していたが、自らの金も絡んでいる以上、泥船から降りられなかったのだろう。騙された側はセレブなため、あまり可哀想と感情移入できなかったが給与が支払われない島の住民は可哀想だった。破滅を迎えることが分かった前提で見ており、向かっていく様がかなりゆっくり描かれているので、若干長く感じた。
よかった
詐欺だと知っていて見ているせいか、社長が常に半笑いで、本当に薄っぺらい男に見えてムカムカする。社長は最後の最後までやるつもりでいたから本当に詐欺をするつもりではなかったようで、現実を直視できないタイプなのだろう。薄っぺらい空っぽ男にしか見えない。
セレブがひどい目にあっていい気味だとも思うが、彼らにとってはこんなの大して痛くもかゆくもないのだろう。社長の仲間のラッパーも初めて聞いたし、出演予定のバンドを一つも知らなかったので、本当に世情にうとくなってしまったものだ。
タダ働きさせられた島民たちや、賃金を自腹で払った仕出しのおばちゃんが気の毒だ。
この映画で描かれている何もかもが対岸の火事だ。
悪夢のような出来事…他人事としてみる分には面白い!!
サラリーマンで例えるなら、1,000人規模のイベントを企画して集客も済んでゲストスピーカーも大勢呼んだのに当日になって会場の予約を忘れてた事に気付くヤバさを100倍にしたぐらいヤバい出来事です笑
イメージ先行社会の末路
バハマの島で芸能人と一緒に特別なバカンスを送れると称して派手に売り出された音楽フェス、FYREが実はずさんな管理体制で、どんどんイベントが破滅に追い込まれていく様子を追ったドキュメンタリー。
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まずこのフェスの宣伝のために、モデルを沢山集めて豪華なバカンスを送っている様子を撮ってプロモーション映像として流す。上手くいったのはここまで。
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実際に会場の準備は行き詰まるばっかりで、予約人数分のテントは足りないし、そのテントも避難用の酷い作り、1週間前になっても完成の目処は立たない、資金難、、などなど。
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誰もがこのフェスは成功しないと分かっているのに、中止にせず、着実にフェス開催へと向かっていく怖さ。当日泊まる場所もないのにワクワクした観光客が飛行機乗る映像なんてホラーだよ。
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まさにイメージ先行社会が生んだ悲劇。オシャレで綺麗な映像だけを見せてその中身は全く見えない。それってインスタと同じ。インスタグラマーの綺麗な部分だけ見てて、その本質なんて誰も見えてないのに皆必死になってその人たちを追ってるのってなんか馬鹿みたいだよね。
夢売る人
インスタ映えとインフルエンサーが作る虚構に群がる人達。ネットが人を繋ぐのではなく、現実から人を遊離させる。詐欺師はどの時代にもいて、被害者もどの時代にもいる。現代的な手口。ビリーに憧れる人間が現れぬことを祈る。
まさに悪夢
48.かの有名なFYRE Festivalを扱ったドキュメンタリー。インタビュー中心にもかかわらず、なかなかの臨場感。ビリーは所謂サイコパスに違いない。この題材をベースに更に面白い作品が作られるだろう。脚本家の腕の見せ所
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