「ポップではなかった」ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY panpan00さんの映画レビュー(感想・評価)
ポップではなかった
気楽に楽しい映画を観たいと思っていたが、そうではなかった。
スーサイド・スクワッドを鑑賞していないが、その続編またはスピンオフにあたる。
ストーリーは下記の通り。
主人公のハーレイ・クインはジョーカーの元恋人であったが別れてしまった。おかげで色んな人(ハーレイ・クインに恨みを持つ者)に襲われるが、彼女は強いので全く問題にはならない。
女の子カサンドラは貧しく街中でスリをしている。ある時マフィアからダイヤモンドをスリした後に警察に捕まってしまい、ダイヤモンドを隠すため連行されるパトカーの中で飲み込んでしまう。
一方、ハーレイ・クインはマフィアに捕まり、ダイヤモンドを取り戻すことを条件に開放される。
その後、ハーレイ・クインは少女を匿ってテーマパークに隠れるのだが、そこにハーレイ・クインを追う女刑事レニー・モントーヤ、マフィアのボスの店で歌手をしているブラック・キャナリー、マフィアに一家惨殺された過去を持つハントレスが集結すると、周囲を多数のマフィアが取り囲む。
囲まれたハーレイ・クイン達は一時的に仲間となって、マフィアのボスであるブラック・マスクと戦う。最終的にブラックマスクは手榴弾でバラバラになってしまった!終わり。
映画観る前は、ハーレイ・クインがカラフルなのでもっとポップ(つまり楽しい)な映画かなぁと思ってたけど、そうではなかったし、人は死ぬし、顔の皮を剥がされるし、足が折れたりと痛々しい演出が多くて残念だった。
強いて言えばアクションシーンは面白かったが、アクションシーンの合間は退屈だった。ストーリー性がないから、もっと飽きない作りにして欲しいかな。
後半はアクションが多めで良かった。ローラースケートを履いたハーレイ・クインが、ハントレスのバイクに引っ張られながらマフィアを追いかけるシーンとか。バットを持って戦うシーンとか、警察官と戦うシーンとか。
ハーレイ・クインのキャラを理解出来てないけど、悪役なら善人な行動を取ったらダメかな?。最後ボスに捕らわれてるカサンドラが手榴弾のロックを外したところで、爆発すると思ったハーレイ・クインがカサンドラをボスから奪って危機一髪助けるんだけど、悪役としては見過ごすんじゃないかな?
中身の無い映画でも、終始楽しければ良い映画なんだけど、そこまで楽しい映画ではなく、退屈な時間があるから⭐3つかな。