「ハーレイである必然性が今ひとつ?」ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY Masuzohさんの映画レビュー(感想・評価)
ハーレイである必然性が今ひとつ?
ホアキンジョーカーの後のシリーズ展開が
気になっていたので封切り日に鑑賞
感想としては
アクションは素晴らしいが
バットマンシリーズっぽさが
今一つ印象に残らず
他の何かみたいな感じでした
ジョーカーにフラれ自暴自棄のハーレイに
莫大な財産のありかを記したダイヤを巡る
何巴もの複雑なバトルに巻き込まれていきます
ハーレイはとにかく何かしら恨まれているので
そこら中で男が襲ってきますがそのたび撃退
男に負けないみたいなテーマがあるんだなと
思わされます
ここがちょっと気になります
ハーレイはジョーカーに心酔していただけで
男だどうだという感覚無く欲望のままに
近付いてくるヤツを蹴散らすキャラだと思っていたので
そうしたフェミニズムや苦労してる生活感的なものを
描写されると主人公的に調整されてしまった
違和感が拭えませんでした
他のキャラもよくわかりません
手柄を横取りされたボスの下で何故から働いてる女刑事レニー
客が死なないのかわからん歌声の歌手ブラックキャナリー
親を殺されたマフィアの幹部に救われ
復讐鬼にに育てられた殺し屋ハントレス
複雑な家庭のスリ少女カサンドラ
それぞれ取って付けたような設定で
驚きほど印象が薄いままハーレイと共闘していく
形になっていくのは
こないだのチャーリーズエンジェルみたいでした
結局サブキャラクターで天真爛漫に活躍させられていた
ハーレイを主役に据えたら持ち味が鈍ってしまった
感じがしてバットマンシリーズを見たという
印象が残りませんでした
ユアン・マクレガーの悪役は
ドクタースリープより楽しそうです良かったですが
最期があっけなさすぎた気もします
ホアキンジョーカーがあまりにスゴかったので
持ち上がった企画なのかはわかりませんが
女性は凄いみたいなテーマで作っとけば
とりあえず文句言われないみたいなポリコレ作風を
いつまでもやってるとどうなりますやら