劇場公開日 2019年7月26日

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「浅い。」よこがお きりんさんの映画レビュー(感想・評価)

0.5浅い。

2020年2月12日
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ストーリーの浅さは美容院の安週刊誌レベル。
つまり
《ヘルパーの市子を同性として愛してしまった基子が、恐らく辰雄を何らかの方法でそそのかして妹を誘拐させ、妹を傷物にして葬り去り、愛する市子を独占しようとした。しかし薬が効き過ぎて市子は去っていった》
というお話ですよね。
殆ど冒頭で筋書きが見えてしまった。

ありきたりです。
監督は「どうだ、暗い気分になったろう?」と言いたいのだろうか

最後にどんでん返しがあるのかと思って終わりまで頑張って堪えていたがエンドタイトルが流れて、終わっていた。

作り的にも“伏線”かな?と期待するエピソードにもまったく回収がなく放置。これなら「カメラを止めるな」のほうが真摯です。

意味のない登場人物は男たち3人。すなわちぼそぼそ喋るKY の美容師、黙秘ではなく喋れないだけの甥の辰雄、なんも動かない弱い初老の医者。
男は弱いか亡くなっていて不在かのどっちかだ。男たちを見ているとイライラする。

せっかくあれだけ窓のシーンを多用したのだから、大どんでん返しで一等最後に「医者と妹の窓辺の姿」で我々を愕然とさせてもらいたかったな。

つまり
初老の訪問医と妹サキは実は肉体関係。若い体に溺れた医者は次第に婚約者市子を疎ましく思い始め、辰雄を使って市子をはめたのだ・・
― これくらいでなくちゃ観客はびっくりしませんよ。
つまらなくてびっくりはしたけれど。

シナリオがバラバラなのです。どの人間関係にも深みがない。
湖の意味のないカットは不要。どうせなら幻影で基子と市子の押入れの全裸シーンを挿れ、基子を主人公にした映画にすればずっと良くなったろう。

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星1/2はBGM のぶんです、
楽器はスタインウェイではなくベーゼンドルファーを使ってのバッハのインベンション。

きりん
2024年1月21日

おはようございます。
共感ありがとうございます。
下げレビューが多くて、時には削除される事も何回もあって、だいぶ勉強もしました。しかし、日本の映画が好きで、期待するから、あえてと思って辛口になってしまいます。それでも残念ながら、最近の映画は全般的にかなり程度が低くなったと感じています。

レビューは作る側にとっては、無責任だと、よく言われますが、考えると見ると、鑑賞者がいないと芸術もないので、がまんしてもらいたいものだと思ってます。

朝早くから長くなりました。今後ともよろしくお願いします。

アンドロイド爺さん♥️
2020年2月26日

基子が辰雄をそそのかしてというのはネタのつもりか知らないけどミスリードしています。
基子は秘密を通して当初は市子を守ろうとしたが、医者との婚約を知りリークしたが恐らく正解。

ニックル
Bacchusさんのコメント
2020年2月12日

つまらないもの、自分に合わないものは下げレビューおおいに結構だと思います。
私なんか酷いもんですw

Bacchus