「紙一重」よこがお すみれさんの映画レビュー(感想・評価)
紙一重
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おもしろかったです。
淵に立つがすばらしかったので、観ました。
淵に立つは非の打ちどころのない完璧な仕上がりでしたが、それに比べるとこの作品は泥くささがありクセ強めな感じがしました。
この監督は嫉妬や人の幸せを妬んだり、やっかんだり、人間の煩悩や愛憎を鮮やかに描きますね。
フタをしてなかったことにしたいことを細かにじわじわ攻めてきてなかなかに闇が深いですね。
そして宗教を毎度軽視するところも辛口でよいですね。
形だけのきれいごととかがほんとうにだいっきらいなんでしょうな。
ある意味人間不信に陥りそうになる内容なんだけど、ここまであからさまに描かれると逆に爽快というか人間ってどうがんばっても所詮ポンコツなんだと思えて気が楽になります。
しかし、筒井さんてほんとに上手。2人の女優が演じたのかと思うほどでした。
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