「・ストーリー 「カリオストロの城」と「ラピュタ」を中途半端に足して...」ルパン三世 THE FIRST Armed Grunt Usさんの映画レビュー(感想・評価)
・ストーリー 「カリオストロの城」と「ラピュタ」を中途半端に足して...
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・ストーリー
「カリオストロの城」と「ラピュタ」を中途半端に足してCGにしたら、完成したような作品です。
基礎となるルパンとレティシアよりも教授のランベールの描写が多く、物語に欠かせない次元、五ェ衛門、不二子、銭形。そして敵に至るゲラントまでもが、存在を忘れそうになるくらい浅く描かれている本作品。何を意図して、所々で登場させていたのでしょうか。
上映開始早々に物語のオチまで想像できてしまい、それを覆し驚かされることもなく終焉してしまう有様です。
ルパンファンである私としては、公開前のTVスペシャルの方を映画化すれば良かったのではないかと感じました。
・映像
CGが非常に滑らかに本当にルパンやその仲間、銭形に至るまでが現実に存在しているかのように思わされたので、そこについては新たなルパンワールドを垣間見ることができる作品です。
・声
ルパン役の栗田さんを始めとするメインキャスト陣からは、いつもの通り安定したルパンワールドを感じさせていただくことができました。本当に、これからもルパンワールドが続いていくことを心から願います。
ただゲストキャスト陣については、俳優・女優だからなのか担当されている登場人物がその場にいないかのように、物語の外からしゃべっているようで不快でした。
よく映画化する際のゲストキャスト陣による、アニメーション作品での声の不一致加減は本当にやめてほしいものです。
・補足
もしこのレビューを見ても鑑賞しようと思われる方は、劇場で「MX4D」を選択することをお勧めします。
上映による臨場感とかが、通常よりはましになるので...
劇場にその設備がないという場合は、DVDがレンタル開始してからでもいいくらいです
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