「for HAROLDって記された「ゴーストバスターズ」の正統派続編。エンディングはじわじわ来るし、二つもあるエピローグ映像もめっちゃ楽しんだわ。」ゴーストバスターズ アフターライフ sarugakuさんの映画レビュー(感想・評価)
for HAROLDって記された「ゴーストバスターズ」の正統派続編。エンディングはじわじわ来るし、二つもあるエピローグ映像もめっちゃ楽しんだわ。
アイヴァン・ライトマンが製作に回って、監督・脚本は息子のジェイソン・ライトマンが担当。この人、ヤバいかも。下手するとお父さん越えてるし。「JUNO/ジュノ」で注目されたけど。
「マイレージ、マイライフ」とか「ヤング≒アダルト」のほうが完成度高いと思う。飛行機に乗ってばっかのジョージ・クルーニーとか、キティちゃんのTシャツ着たシャーリーズ・セロンとか、変な映画ばっかだけど、現代人の本質に迫ってて、心にサクっと刺さる感じです。
今回のゴーストバスターズは、スペングラー博士(故ハロルド・レイミス)の娘と孫の世代がメインだけど、旧主要メンバーも全員参加の同窓会って感じで、キャスティングがヤバすぎ!
プロトン・パックとか、ゴースト・トラップとか、PKEメーターとかの装備もそのままで、ご存知マシュマロマンとかの悪役ゴーストも、つなぎの制服も、エクトモービルも、出勤用ポールも全部そのまま!オリジナル作に忠実で、ファンにはたまらんオマージュ作品になってるよね。
舞台はマンハッタンからオクラホマに変わってるけど、クライマックス以外は派手な仕掛けはあんまりなくて、これといった爆笑シーンもなかったんだけど。(フィービィのよくわからん小話とか、ジェイソン・ライトマンらしかったし、旧メンバーの貫禄もさすがだったけどね)
地味ながらも練りに練られた脚本で、秀逸なエンディングに導かれていて、前半エンドロールのレイ・パーカーJr.のテーマソングもバッチリハマる。
にしても、いろいろあったけど、ビル・マーレーが出てくれてマジ良かった。あと、オリジナル作のビル・マーレー役は当初ジョン・ベルーシだったって話、知ってた?ベルーシのデジタル・メイク再現とか、そんな話はないのかな。めっちゃ見てみたいんだけど。