「マシュマロマンの相討ちが残酷」ゴーストバスターズ アフターライフ せつこんさんの映画レビュー(感想・評価)
マシュマロマンの相討ちが残酷
亡くなった祖父の家に移住してきたフィービーが祖父がゴーストバスターズの一員であったことを知り、同じように幽霊退治をする話。
前2作のポップな感じが好きだったので最初はこの暗い真面目そうなトーン、どうなのと思ってたけど古びてホコリの被った車やお化け退治の道具を見て納得。タイトルの『アフターライフ』のようにイケイケの時期はとうの昔に過ぎ去って、舞台も激田舎に追いやられてる。
今作前作の監督の息子ジェイソン・ライトマンが監督してるので、イゴンの意志を次ぐフィービー達が監督に被って見えた。続編を作るかは知らないけど、今回はあえて昔のゴーストバスターズと同じような話をなぞって父親のイズムを学んだのかなとか思ったり。次はニューヨークに戻って本格的に派手にやりまっせという気概を感じた。
他に、昔のバカでかい機械を今の時代にもう1回動かそうとすると、いかにもガタガタという感じも良かった。時が過ぎてるのは機械だけじゃなくて緑のモンスターも歳とってて笑った。しかも今回はより大暴れさせてもらってて良かったね(笑)
あとは、ポップさが少なくなってるものの先生がスーパーで襲われるシーンはとっても良かった!猛獣のいかにも作り物感こそ私が求めていたものだ!ってなった。さらに可愛いくはしゃぎながら割と残虐なことしてるマシュマロマン達最高。笑いながら火あぶりされたり、ミキサーにかけられたりしてて、このポップな残虐さ『チャッキー』だって思った。
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