劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] III. spring songのレビュー・感想・評価
全70件中、21~40件目を表示
2回目の視聴
全てのシリーズを通して最高傑作
とうとう完結となる劇場版HF、前作の踏み込んだアプローチから嫌でも期待が膨らみます。
今度は最初から前作の続きとなっており、少し面食らいました。
今回も音楽は梶浦由記なのですが今までと少しテイストが変わっていて、重厚な梶浦テイストはそのままに原作を思わせる音を入れてくる構成が嬉しかったです。特にヘラクレス戦のは良かった。
シリーズを通してですが、やはり今作も戦闘時の作画は素晴らしいの一言に尽きるでしょう。
その中でも今回のメインであろう黒セイバーとライダーの戦闘、これはとんでもなかったです。
ライダーがまさに「駆ける」様が素晴らしい。
憎いのがのが毎回、原作のスチルをちゃんと再現するのがすごいんですよね。はっと息を呑む瞬間です。
演出面も凝っており、ナインライブスの投影時ヘラクレスの半生を映すオリジナル演出。短いもののこれは実に良かったです。
あと皆死の間際に戻ってくるところですね、これは士郎の気持ちに触れるようで少し苦しい演出でした。が、深みを増してきたのもここだと思います。
あとこれは別のルートかと一瞬思うような視点もあり、これからを期待させるような部分も見えました。
それとリボン。劇場版では割とサラッとしてましたが、それでもこのエピソードでは涙してしまいました。
ラストの綺礼戦はとてもアツい場面なのですが、映像でみた時「あれ?綺礼って八極使いでは…」と、軽く我に帰ってしましましたよ。
ラストもとてもきれいなまとめ方で、実に見事でした。エンドロールの余韻も良かったです。
この三部作、映像化された全てのFateシリーズを通して最高傑作と言えるでしょう。
監督を始めスタッフの皆様、長い間お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。
言うことなし
三部作の最終作としては文句なしの出来。
一本の映画として観るなら、三部作の「結」の部分を描いた映画であるため終始テンションが高いのが若干微妙なところ。
映画単体のクオリティで言うなら、「転」を描いた第二部の完成度が段違いだと思います。
ですがこれはそれぞれ話が完結する三部作ではなく、完全なる連作の三部作。
そこに突っ込みを入れるのは野暮だと思います。
詳細な内容については語りつくせないため、今回は省きます。(というか称賛しか出てきませんし)
とにかく3ルートの中で一番好きなシナリオでした。
やはり男の子は愛する一人の女の子のために戦ってこそだよね!!
映画の製作が発表されたときは、「まだまだFateは俺を楽しませてくれるな!!」と歓喜したものですが、気が付けば完結……。
嬉しいと同時に寂しさが押し寄せてきます。
この映画はここ数年の大きな楽しみの一つでした。
終わってしまった今となってはなにを楽しみに過ごしていけば良いのか……。
だからセイバールートを早く映画化するんだよ!!
原作未プレイには優しくないかも
_φ(・_・長かった、
フィルム外で評価が大きく変わる作品
私は劇場連作物をあまり評価しない。それは偏に、フィルム以外に依存する部分が大きいからである。
本作も多分に漏れず唐突な導入で始まり、私は前作を思い出すのに幾ばくかの時間を要した。
そういう意味で、間違いなく“予習”をした方が楽しめる作品だったと思う。
そしてこれは劇場連作物としてだけではなく、原作物としてフィルムに収まっていない部分に多分に含まれる物で、「Zeroで描かれていた気がするけど何だったか……」「この時間軸でどういう使われ方だったか……」と、終始考えていた。
そういう意味で、純粋に楽しめたかというと否であり、不完全燃焼さの残る作品だった。
そんな状態であっても、評価を支えたのはセイバーvsライダー戦の描写である。
2章でもあった3D/2Dハイブリッドの立体戦闘だが、緩急の付け方がより極端になり、そして情報密度が落とされより心地の良い物に仕上がっていた。
劇場音響で是非見たいと思えるものだったと断言できる。
劇場で見て後悔することはないのではないだろうか。
素直に満足した
観ていて作画の良さは圧巻だった。
アニメから好きになったが出会えて良かったと思う作品の1つ。
作品としては
バトルシーンの映像は映画館の飲み物飲んでる人はいないくらいみんな息を飲んでみていたと思います(勝手なイメージ)
低評価の人の意見の大体はFateのエロゲーから好きになってる先駆者の方達なのかな?
エロゲーのラスト?とは少し違うらしく。
僕もファンと言いながら知識不足ですが
僕みたいなアニメからファンになった人間は
物凄く満足したが、、
世間に注目される前、エロゲーの段階からFateが好きな方達は受け入れづらいのだろうか、、
「世間が注目する前から俺たちはFate知ってたけどな!」って気持ちも分からないでも無いが
アニメから入った僕には最高の映画でした
構成・編集が雑。ラストは改悪。全体的に酷い出来。
それぞれのシーン・パートが
「こういうシーンを描いてみたかった!」
「このキャラ(声優)にこういうセリフを言わせてみたかった!」
という素人的なノリで雑に作られた感じが拭えない。
これは、アニメに限らず実写映画の大作でも良くあることだが、
本作は長編エロゲーが原作で、そのファンを主なターゲットとしていることもあり、
そうした傾向が非常に強い。
端的に言うと、それぞれのシーン間のつながりが悪く、全体構成に失敗している。
それぞれのシーンが単立的、並列的で、そのシーンで盛り上がったところで、
別のシーンに移ると盛り上がりがリセットされてしまう。
故に、なにかカッコいいセリフを言っていても、上滑りしている感がぬぐない。
声優の演技は概して過剰であるので、結果、非常に滑稽に見える。
いわゆる「それを言いたかっただけちゃうん?」というやつであり、
アニメをネタにしたショートコントや漫談のように感じてしまう。
さらには、ラストの改悪である。
エロゲー通りの結末で素直に終わっていれば良かったのに、
まるで同人マンガのような出来の悪い改変が行われてしまった。
原作(18禁エロゲー)のファンの期待を裏切る酷い出来である。
原作から20年の時間が経っており、当時のファンも20年歳を取っているのだから、
子供向けのアニメの作りにすべきではなかった。
2020年に必要な物語
作画、アクション、3D、色彩や撮影、脚本など非常に濃密でスキのないアニメーションで、三部作をまとめ切った須藤友徳監督に脱帽である。ぜひ大きなスクリーン、良い音響で見て欲しい。
具体的なネタバレは避けるが、
本作は苦しみや痛みの強い物語で、クライマックスの大バトルで問題を解決するのかと思いきや、2段目、3段目の展開が用意される巧妙な構成だった。そこでは、生きるのが苦しく、痛みに満ち、自己否認をもった登場人物たちに、自己肯定と救済がもたらされる。
2004年の原作ゲーム発売当時、なぜこれほど高く評価されているのが理解できていなかったが、登場人物たちと同じ課題を持つ当時の若年層を「救ってくれる」作品だったのではないだろうか。
また、そうした自己肯定と救済は(残念ながら)今の若者たちにも必要なもので、2020年の時代に描かれるべき作品だとも思う。
なお、原作は「Fate/stay night」(PCゲーム.2004)で、分岐によって3つのルート(シナリオ)があり、全ての謎解きにあたる3番目のルートが、この「Heaven's Feel」である。第1ルート「Fate」はTVアニメ、第2ルート「Unlimited Blade Works」は劇場アニメとTVアニメがある。この構成のため、本作だけでは解らない謎もいくつかある。
関連作のなかでは、主人公の父親を描いた「Fate/zero」(アニメは本作と同じufotable制作)で、家族の因縁が描かれていているので、おススメしたい。
スクリーンでの初fate
アクションアニメを研いて磨いて
必殺原作レイプ!こんな映画は実写デビルマン級だ!
まず最初に言っておくべきはまず原作のゲームをしましょう。なぜならこの映画は原作レイプもので見たら後悔するからです。(ゲームはアプリ版もあります。インストールしましょう)
次に原作をクリア済みの皆様、見たら後悔します。見ないでください。私は後悔しました。
そして第二章を見たから第三章を見よう!という方、お願いですから原作ゲームをまずクリアしてください。
最後に原作をクリアせずにこの映画を見てしまった方。御愁傷様です。一原作ファンとしてお悔やみ申し上げます。
ですが、もし、もしも「このFateという作品がこんな訳のわからない終わり方でこんな人気が出たとは信じられない」という奇特な考えをお持ちになられましたら原作をプレイして頂けたらと思います。映画は何もかも説明不足の尺不足の演出不足で、あまつさえラストシーンの意味すら完全に悪意を持って書き換えたということが分かって頂けると思います。
まったく、こんな映画は実写デビルマン級だ!
春が来る、変わりない、春が来る。
ライダーさんカッコいい!!
この間のバビロニアに大感動したのでライダーさんの大活躍に胸が熱くなりました。stay nightシリーズ他全て後追いで家で見たので、この戦闘シーンのクオリティを大画面で見られる喜びが大きくて大きくて。
私はFateはFGOから入ってzeroでハマった人間なのですが、このシリーズはシナリオを読めば読むほど深みにはまって面白くなりますね。シリーズ多すぎてプレイしたり見る順番を考えると億劫になりますが今は動画サービスがあるんで追っかけるのも大分楽になりました。
膨大な作品世界の広がりが肝心なところなので昔のビデオレンタルの時代だったら絶対ハマらなかったと思う…今なら考察ソースも沢山あるしね!(正直初期ののstay nightアニメ見た時はよく分からなかったけれど色々見た後に見直したら面白かったりという事がありました)
まだまだシリーズ全てやり切るにはほど遠い状態ですが、今回改めて時間をかけて楽しんでおいて良かったです!色々積み重ねての感動が沢山ありました。
あと、今回の士郎はちゃめちゃにスパダリでカッコ良かったです。そういえばこの人ヒーローだった!!
遂に終わってしまった寂しさ
「俺は、桜にとっての正義の味方になるって決めたから」
魔術師〈マスター〉と英霊〈サーヴァント〉が万能の願望機「聖杯」をめぐり戦う――「聖杯戦争」。
ひとりの少女――間桐 桜は犯した罪と共に、昏い闇に溺れてしまった。 桜を守ると誓った少年・衛宮士郎は遠坂 凛と共闘し、「聖杯戦争」を終わらせるため、過酷な戦いに身を投じる。
最後の戦いが、遂に幕を上げる。(フィルマークスより)
終わってしまった寂しさが一番最初に来てしまう、そんな映画でした。
三部に収めるためにやや駆け足ではあったものの、戦闘シーンの躍動感、ヒロインのかわいさ、決め台詞のかっこよさなどはしっかりとありました。
見終わったあとは、映画として面白い面白くないではなく、ここまでやってくれてありがたいという気持ちが一番最初に来ます。
PC版のエンディングを迎えた時の気持ちを思い出しました。
一部、二部と観てる人には絶対に観てもらいたい作品です。
次はhollowを楽しみに待ちましょう。
ただ、要復習です!
前作までの流れ+HFルートのラストまでをもう一度確認しておくと映画に集中できます。
springsong
Fate見てきました
一応主はUBWとHF1、2章鑑賞済み
ストーリーはもう終盤中の終盤を凄いテンポで描いており、初見さんには厳しいかも…?
山場が9割であり、もう終わったっていつの間にかなってるレベルで体感時間的には凄く早かった感じがある(いい意味で)
ただ、型月をある程度見てる人じゃないと分からない箇所がいくつかあったり内容が濃すぎたりテンポが早すぎて???ってなった箇所があるので最低2回は見ることを推奨します。
次にエンディングに関してですが、あれはもう入り方とかが完璧で涙脆い私はすぐ泣いてしまいました。
しかも他の映画とは全然違う入り方でこれは是非映画館で体験して欲しい。
2章のED入り方の衝撃度を超える体験があった。この締め方を超える作品は今までで多分ないと思う。
作画はやっぱりufoはやべぇってなる作画でした。戦闘シーンなんてバリバリ最高水準のを持ってきてるためやばいです。
総評としては3年間という長い旅路の果てとなったspringsong…1章、2章と見た方は絶対見た方がいいです。
これはちょっと個人的なんですが、
これは英霊がバチバチに戦う聖杯戦争ではなく「ある姉妹」の物語として、正義を問う物語として見ると楽しみやすいかもです。
全70件中、21~40件目を表示