劇場公開日 2019年8月9日

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「ホラーではないが」ゴーストランドの惨劇 うにたん♪(コロナが当たり前の世界)さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0ホラーではないが

2020年3月18日
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まずは観る気のある方は感想を読まずに鑑賞をしてください。















しかし、あの家が気色悪い。
あの人形のセンス、叔母さんとやらは何のつもりなんだ?と引っ越しシーンから「あの家はアカン」と感じるレベル。
実際は叔母さんのセンスでは無かったのだろう。あと女三人で夜中に引っ越しするおおらかさも無警戒にもほどがある。引っ越しの経緯も不確かで途中の店に寄ってなかったら二人は一生お人形さん遊びに付き合わされていたのだろう。

さて、物語は過去の事実から妄想へ転換し、妹が歩んでいたと思っていた事が全て妄想だったと姉の口から明かされる。
明かされた途端に地獄の監禁生活が再び始まるので妹はまた行動静止しかけるが、不屈の精神で頑張ってきた姉に生き残り方をレクチャーされる。姉は妹がフリーズしてる間に地獄を味わった分、次はあなたの番と「決して動かない、しゃべらない」を伝える。姉の独力ではどうにもならなかったのだろう。

対して、暴漢二人組の関係性は全くわからない。
ハゲの巨漢はまともにしゃべれず、明らかに精神遅滞、服薬等はしてない感じ。
魔女みたいなのはシルエットを見れば一目で男とわかる。ハゲ大男を庇っての行動に見えるので兄弟と取るのが自然か?
社会的なセーフティネットに掛からず、身勝手に生きていると看てとれる。
統合失調症、知的障害の域である二人が恐らくは叔母とも何かしらあって、叔母の家をお人形屋敷にしていたのではないか?と。

正直なところ、地域の関係性が薄れている現代、日本でもこんなことが、こっそりと起きていると思うとプライベートを守る最低限の備えはしておくべきと思う。

しかし、助かったと思わせてあのやり口は何だろう。アレを使っちゃダメだよ。ポリス殺ったらダメだよ。

妄想と現実が切り替わりを繰り返し、悪酔いしそうになるが、ラストは呆気ないので逆に驚く。

トータルとしてそれほどの恐怖感はない。
だが、女性はやはり嫌がる内容と思う。
女性には薦めない作品。

うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)