「過誤記憶と未来の現実記憶が落合うサイコスリラー」ゴーストランドの惨劇 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
過誤記憶と未来の現実記憶が落合うサイコスリラー
私的にはこの映画をホラーでは無く、サイコスリラーと呼ばせて頂く。
叔母の家を相続し、移り住む事になった母親と娘2人。
娘は今時の姉さんヴェラとホラー作家になるのが夢の妹さんベス。
移り住んだ初日の夜ある惨劇が起きてしまう。
悲劇から16年後ベスは作家になり「ゴーストランドの惨劇」を出版。シカゴで夫婦生活を送っていたが、、、
前半は数年後の家族を映し出すのだが、惨劇の後遺症はまだ続いており、謎めいたスリラー感を引き出す。
徐々に観る側を現実と虚構の世界へ導き、「どれが本物なの?まだウラがあるんじゃない?」と思わせる工夫が良い。
そんな中繰り広げられるサイコ的展開。
序盤の新聞は未来新聞だったのか?
何も無い時の匂わせ方や、時計人形設定(そんなもの有るの?)等、個人的煮え切らない部分は有るものの、そこは監督の個性としましょう💦
後何故ゴーストランドなのか分からなかったw
面白いサイコスリラーですが、変質者による女性虐待が苦手な人、嫌う人にはオススメ出来ません。ハイ😓
僕のレビューが参考になったのであれば、とてもうれしいです。
実は、悪夢体質で自分の夢が一番怖いんです。祖母からの隔世遺伝なんですが。
いつも、殺される寸前か、上空1万メートルくらいから落ちて地面に着く前に目を覚ますんですが、とっても怖いホラー映画を見るとしばらく悪夢を見なくなるんです。不思議ですね。
自分のホラー映画初体験は『オーメン』です。テレビで見たのですが、小学生だったので、ガラスで首チョンパになったシーンでおしっこ漏らしそうになりました。
パスカル・ロジェ監督には、前作『トールマン』で鮮やかにだまされたが、『ゴーストランドの惨劇』では、頭の中がかき乱されて恐怖のシンクロ状態になったのを覚えてます。
ホラー好きにとっては、とてもいい余韻にひたれました。😱😱😹😹