「1〜2までのキングスマンに在らず」キングスマン ファースト・エージェント takaさんの映画レビュー(感想・評価)
1〜2までのキングスマンに在らず
007やミッションシリーズなどのスパイガジェットと
英国紳士スタイルを融合させた前作までのスタイルは
なくなり第二次世界大戦時に歴史の裏で
どうやってキングスマン設立となったかを描く。
人気シリーズはいずれオリジンを描くことが多いが
俳優陣も総入れ替えになっており、人気俳優が
まるっきり変わってしまったのはファンとして
やるせない心情になるのは否めない。
前作俳優はゲストキャラとしてもまるで出ず
まったくの別物の映画となってしまった。
特に前半から中盤は戦争に徴兵して行った
我が息子の悲哀を描いており、求めている
キングスマンものとは違った世界観である。
後半はやっとキングスマンらしい世界の裏組織へ
立ち向かう展開となるのだが、そこまでが何分長いため
そこからテンションを上げるのはなかなかに厳しい。
アクションやカメラワークが独特であるものの
地盤のストーリー部分が退屈を覚え、各メンバーの
活躍シーンが描ききれておらず、
ラストのアーサー騎士団の名前を授かるシーンも
ただ挟み込んだだけのようにも感じてしまった。
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