「重厚な前日譚。本編とはテイストがかなり違う」キングスマン ファースト・エージェント スマヒロさんの映画レビュー(感想・評価)
重厚な前日譚。本編とはテイストがかなり違う
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非常に重厚な前日譚です。僕は非常に楽しめました。
所々に出て来る背景や単語にはニヤリとさせられますが、キングスマン1作目2作目とは全く違う雰囲気の作品で、洋楽好きにはたまらないBGMのチョイスや華麗でスタイリッシュなアクションやファッション(時代的にしょうがないですが)は全くありません。メインキャスト達のように地味目だけど、重厚で真摯な展開が続きます。
構成もラストの結成シーンのように時々「?」という説明不足のところはあるにせよ、2作目と較べると比較的丁寧になっています。
ただ、キングスマンのメインシリーズの軽さがないので、何度も観られる作品ではないかな?と(僕は1作目は10回以上、2作目もその程度見てます)。2回、せいぜい3回が限度かなぁ。
そして(いい意味で)呆れたのが、悪の手先にあのレーニンを連れて来たこと。おいおい、と。共産主義に否定的な僕ですら「ゲバラ等、その理想に命を賭けた人もいるんだぜ…」とちょっと可哀想になりました。が、それも含めてマシュー・ボーンなので納得です。監督にセキュリティをしっかりつけて欲しいと心配になりました。次回作も期待してるので。
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