「何処にでもいる女の子の…」エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ うにたん♪(新型コロナで巣籠もりDVD観賞)さんの映画レビュー(感想・評価)
何処にでもいる女の子の…
引っ込み思案で要領も良くない。
スタイルだって、スマイルだって自信ない。
お父さんとはよく揉める。
友達の前では無口な娘。
無理やり誘われたホームパーティーに参加して水着で普段の皆と交流する…小太りのケイラが背中を丸めてプールサイドへ一歩踏み出して行くシーンを見ると不安になる。
自信のないケイラが「こう在りたい」と変わろうとする姿は誰もか覚えがある事ではないかと思う。
誰しもが最初からそうではない…SNSに動画をupするケイラはフォロワーこそ少ないが、まぁイケてる(お父さん目線)
気になるエイデンくんにアプローチを掛けるがエイデンはエッチな女の子が好きだから、エッチな自分になろうと苦労したり…。
お洒落な同級生はスマホ片手に顔も見ないで話すシーンとか見てると「ケイラは頑張っているのにこいつらはちょっとおかしい」とか思う。
中学で生意気なこんなのがスクールカーストで上位とか、ワケわからんマウンティングがあるのは何時の時代も同じなのが悲しい。
ケイラが未来の中学卒業後の自分に送った動画とラストに高校卒業後の自分に送る動画の内容が変わり、父親への嫌悪が薄らいだ時の様子は成長の証だ。これからもケイラには頑張って欲しいと願ってしまう作品だった。
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