オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁のレビュー・感想・評価
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役所広司のチャレンジ精神に感銘
監督のユー・フェイは、中国でゲームプロデューサーとして活躍し、冒険好きで北極南極、エベレストも制覇しているという変わったキャリアの持ち主。2016年に映画会社を設立し、初メガホンが本作だ。大物プロデューサーのテレンス・チャンが加わったことも大きいだろうが、映画の才能は未知数の新人のよる初監督作、しかもアクション満載の準主役を受けた役所広司のチャレンジ精神に敬意を表したい。
潤沢な中華マネーを後ろ盾に、ワイヤーアクションやCG視覚効果を含むド派手な活劇は、ファンタジックな要素もからめ外連味あるがリアルさを軽視し、BGMが過多でメロドラマのようでもある。過剰な演出が散見されるのは、中国市場を第一に意識したせいで仕方ないか。実質的な主演のチャン・チンチューは魅力的で、日本でもファンが増えそうだ。
仕組まれていた軍の機密文書を狙う陰謀
役所広司扮する借金まみれのチームウイングス救助隊長ジアンユエシュンはヒマラヤの雪なだれの中、救助のため自分からヘリコプターを飛び降りた。
主演の役所広司は違和感なく英語から中国語から達者にしゃべっていたね。素晴らしいね。そんな山岳救助活動だけじゃなくて、軍の機密文書を狙う陰謀が仕組まれていた。なかなかスリリングな展開だったね。雪山では様々な決断が必要なんだね。
役所広司はなぜか中国人役でしかも中国語を普通に話している。 かなり練習したのだろうか。 役所広司の中国語には違和感はない。
動画配信で映画「オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁」を見た。
劇場公開日:2019年11月15日
2019年製作/110分/PG12/日本・中国合作
原題:氷峰暴 Wings Over Everest
配給:アスミック・エース
役所広司
张静初(張静初)
林柏宏
機密文書を積んだ飛行機がヒマラヤに墜落。
それを狙う2人組が役所広司のヒマラヤ救助隊に回収を依頼。
役所広司はなぜか中国人役でしかも中国語を普通に話している。
かなり練習したのだろうか。
役所広司の中国語には違和感はない。
怪しい依頼者2人と救助チーム4人の合計6人で出発。
標高6000m以上の高所なのだからいろんなアクシンデントがあるのは当たり前。
「唐山大地震」でいい演技を見せた張静初が助演。
6人のうちで、ヒマラヤから戻ることができたのは何人なのか?
満足度は5点満点で3点☆☆☆です。
陰謀ありき。設定などあまり考えずにストーリーを作った感じ。粗が目立...
陰謀ありき。設定などあまり考えずにストーリーを作った感じ。粗が目立つ。
登山の知識も乏しい。
映像もCG多用しすぎ。
良いところをカウントできない。
迫力勝負なら、ハリウッドには勝てません。
エベレストで救難隊として活躍しているチームが、犯罪組織に騙されて機密書類の回収を企図する物語。
役所広司が主要な役どころを担う日中合作映画です。
高山でのアクション映画といえば、クリフハンガーやバーティカル・リミットを思い描きますが、残念ながらそれらハリウッド映画と比較すると、数段迫力が落ちる印象です。
CGやVFXに頼ってしまい、でもそれらのレベルも今一つな為、作品全体の質を落としてしまった印象です。
ストーリーにしても、特にラストは頂けません。感動の押し売りに感じました。
「観て損をした」までは言いませんが、良いところを探すのも難しい・・・そんな映画でした。
悪くない
ハッピーなラストは良い。
心がほんわかして、自分までそうなったような気分になる。
この映画は必ずしもそうではない。
どちらかと言えば、アンハッピーだろう。
だが、こういう心に疼痛が残ってじんわり染みるのも嫌いではない。
子供の頃に観た東映まんが祭の感覚を朧気ながらに思い出す。
ヒロインには生き残ってあわよくばヘリのパイロットとと、勝手に思い描いていた。
彼女の探し求めていた彼が現れてしまったことで、消えたのか。
彼と悠久の時を過ごすことを選んだのか。
それなら、役所がしたことは無意味だったのか。
矛盾を感じるし、虚しくもある。
だが、そんな生き方も嫌いじゃないし、むしろ好感が持てる。
大雪崩でも死なないとか、
エベレストの山頂でも酸素ボンベをつけないとか、
ちょいちょい突っ込みどころはあるし、テイストも全体的に軽い。
それでも、エベレストはきれいで幻想的、悪くなかった。
完全なるアクション映画
ですはい。キャストが全員不死身すぎたよ笑
え!生きてたの!あんなんで生きてるわけねーだろ!と何度ツッコミを入れたことか。いかにも海外の一部が好きそうな内容。
役所広司は相変わらずかっこいい。英語もそうだが中国語も流暢で素晴らしかった。
ハラハラとしたスリル感があります。 後半のラスト辺りになりますが、...
ハラハラとしたスリル感があります。
後半のラスト辺りになりますが、ジアン隊長が女性隊員のシャオタイズを救うために、自らの命を捨て、シャオタイズから手を離した辺りから、締めくくりまで、涙がポロポロしてしまいます。
シャオタイズが氷越しに、亡くした恋人に辿りつけるところなども含め、全体的に非常に素敵なラストシーンになっています。
シンプルなストーリーだけれど、非常に良い。
とにかくこの作品は、あのエベレストの過酷な雪山でロケを行っているというだけでも非常に凄い。
その上で、かなりの見所があります。
CGが雑で現実味が無いのが残念。
日中合作のスペタクルアクション映画。
ヒマラヤの標高8848m、氷点下50度という苛烈な雪山の頂が舞台。
冒頭から、主役2人が、どうみてもこれは助からないだろうというシーンから始まる。
そんな訳無いだろうと思っていたら、やはり無事生還。
その後も何度もこれは絶対無理でしょうというシーンがあるが、ゾンビのように生還し、さほどダメージもなく話が進む。だんだん、また大丈夫なんだろうな~と慣れてきたところで、ヘリコプターの墜落、で、ヘリコプターは木っ端微塵になった。さすがに操縦士はダメだろう・・・と思ったら、これまた意識もありさほどダメージもなく助かった(演技は横たわって重傷風)。
ストーリー的には良かったけど、雑な CGのせいか?エベレストデスゾーン極寒ミッションだが、あまりハラハラドキドキしない。
終わりも、何であなたが助かってるの?とモヤモヤが残り何かスッキリしなくてがっかりな作品。
白鳥座ファンタジー
普通にも楽しめる作品でしたが、ここは敢えて妄想ファンタジーとしてうっとりしてしまいました。
高山の夜空は幻想的なくらい星が満天に広がります。シャオタイズが行方不明となった恋人を追いかけるのもプラネタリウム的ロマンスに惹かれたからにちがいない。ミルキーウェイだって日本から見られる形と違うし、白鳥座だってまるで白鳥がいるかのように綺麗に描かれているのです。そんな白鳥座の言い伝えが明かされた時も納得でした。
まぁ犯人は武器商人なので人殺しも厭わない。ウィング救出隊もどんどん死んでいきますが、シャオタイズには不思議な守護神が付いているかのように不死身ぶりを発揮する。
アクションとしては冒頭の救出シーンと中盤の数シーンのみ。ミッションインポッシブルやクリフハンガーのパクりだろう?とは敢えて語りません。それよりも中国映画らしくワイヤーアクションが笑えました!
色んなアイテムも多過ぎて、GPSやら衛星電話やら不思議なアイテムやら…ハイテクでありながら最終的にはアナログなモールス信号が活躍する。
もっともファンタジー色を感じられたのは氷漬けになった人たちでしょう。デッドゾーンの名にふさわしくないくらい美しさを感じられました。もしかすると、あの中からキャプテンアメリカが復活するのかもしれません。
張静初の美しい顔
字幕で観たかったが近くの映画館でやっていなかったので、吹替で鑑賞した。役所広司の声を役所広司が吹き替えしているのが少し面白い。
演出はやや冗長だ。CGは本物に見えてこそ価値があるが、明らかにCGとわかる場面がいくつかあった。CGというよりも合成と言ったほうが適切かもしれない。その辺にチープ感が出てしまっている。
しかしヒロインの張静初(チャン・チンチュー)のとても綺麗な顔に映画全体が救われている。東アジア人らしい透明感のある美貌は、長く見ていても飽きない。演出もそれをかなり意識していると見えて、この人のアップを長く長く映していた。流石に少し長すぎる気もしたが。20代の女性にしか見えないこの女優さんが1980年生まれの39歳と知って驚いた。世の中には本物の美魔女がいるものだ。
さて作品自体はハリウッドのB級映画レベルで、お決まりのクライマックスシーンはあるものの、全体として凡庸な作品になってしまった。張静初の美しい顔が見たい人とよっぽどヒマな人向けである。
この日本版ポスターは辞めて🦢
吹き替え版にて鑑賞。まずこれが高評価の要因のひとつだと思います。
民間ヒマラヤ救助隊「チーム・ウィングス」。エベレスト山頂手前「デスゾーン」に政府重要機密文書を積んだ飛行機が墜落。その文書を探す依頼をインドの特別捜査官2人に依頼されるのだが、、、、。
他のレビュアーの方々が書いている様に「VFXが丸わかり」「エベレストの意味や寒さが伝わらない(実際の撮影は2,200〜3,300mの4月カナダ。アクションシーンはスタジオ内撮影で-10℃らしいです。)」「死なない不死身さや、凍傷や指切断ひとつも起こらない」等、映像的にはツッコミ何処は満載です。また、別映画「クリフハンガー」等に似ているなと言うかも知れません。
伏線は分かりやすく、展開が読めてしまうかも知れません。
そこは暖かい心で観てほしいw
そうすれば、案外ストーリーは面白い話だと思うだろう。
日本では役所広司が目立ち(ポスターが悪い)「主人公は役所広司」と思いがちだが、主人公はエベレストにて彼氏を亡くした女性シャオタイズ。(チャン・ジンチュー。ポスターでは右。)
チームの一員であり1番の活躍者でもあるのだが、彼氏を未だ探している亡霊の様な存在。そんな彼女を自分の子供の様に想う隊長がジアン・ユエシュン(役所広司)なのである。
他各隊員との人間模様もあり。隊員といえども一般人なので、一部の人間はサクッと死ぬ所は死んでくれたので尚更良かった。
白鳥座やその花言葉ならぬ星座言葉、亡くなった彼氏が残した最後のモールス信号。伏線を回収する為のアイテム。中々凝っていて面白かったです。
アクションシーンも見どころありますし。
終盤ジアンの不死身さと、敵がシャオタイズの亡くなった彼氏の件とジアンの娘の件を知っているのには納得出来ず。
私は意外に映画内容が良かった所とチャン・ジンチューが好きになったのでパンフレット買いました。
もし「この映画をどこで観たい?」と聞かれたら、夏や日中ムシ暑い時には観たくありません。
冬に夜空が星満天に見える日や、室内だとすれば夜部屋真っ暗にして大画面で観たいです。
こちらは初雪も降り始めていい季節にいい映画を楽しめたと思いました☃️
手に汗握る場面はありましたが…
なんでしょう?
何かスッキリしないです。
冬山の事は何も知りませんが、ストーリー的に「えっ?」と感じる場面が割と有ります。
・‥
景色は良かったですね。
お金はかかっていますね〜
誰が主役だったのでしょう?
役所広司でなくても良い感じです。
ただ、役所広司には、きっと実り多い現場だったと思いました。
シリアスなのにグーニーズ級
ヒマラヤの民間救助隊「Wings」に、政府関係者からデスゾーンで墜落した飛行機に載っていたヒマラヤ地域の平和を左右する会議の機密文書を回収する依頼が来る話。
オープニングの救助劇で、いきなり命令を無視するメンバーに状況報告を無視して突っ込む隊長。映画にはありがちなシチュエーションではあるけれど、冒頭でそれをやられてもキャストに対してもチームに対しても無感情だから、ただの無謀にしか感じず安っぽい。
メンバーが、ギャラが、という流れから依頼が入り、何でそんな所を飛んでいたのか良くわからないけど、デスエリアに墜落した飛行機に積まれた機密文書を回収に向かう。
当然ながらエベレストに登ったことないし、登山経験なんかないド素人の自分からみても、そんな軽装で大丈夫ですか?と違和感ありあり。
テレビや映画でみた雪山登山って凄絶なイメージなんだけどな…。
ストーリーそのものは山岳アクションにサスペンスというもので悪くはないんだけれど、巻き起こるトラブルの数々が安っぽかったり、行動が素人目にもおかしかったり。
そういうシーンが多い割には緊迫感はないしハラハラもしないし引っ掛からなかった。
【今作品の製作陣及び関係者は、真冬の八甲田山で一週間雪中行軍して冬山を学習したまえ!】
観賞中、深い溜め息をつく事、数知れず。
高所登山では有り得ない行動、装備(雪山知ってるのか!)・・などと言う前のレベルの作品。
何故、この作品がシネコンで上映されることになったのか?
色々、邪推してしまったぞ。
役所さんも、今作で演じた役のようにある筋から脅されて
「先方は一流の俳優の出演を望んでいる、頼んだぞ。」
とか言われて渋々出演したのかな、などと考えてしまったよ。
各国の俳優さんたちは、(役所さんの別格の演技も含めて)頑張っていたことは記しておきます。
〈2019/11/20 追記 そもそも事前リサーチが足りなかった自分自身を反省すべきであり、映画に罪はないよなあ。面白く観賞された方もいるのだから・・。〉
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