劇場公開日 2019年11月15日

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「この日本版ポスターは辞めて🦢」オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5この日本版ポスターは辞めて🦢

2019年11月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

興奮

吹き替え版にて鑑賞。まずこれが高評価の要因のひとつだと思います。

民間ヒマラヤ救助隊「チーム・ウィングス」。エベレスト山頂手前「デスゾーン」に政府重要機密文書を積んだ飛行機が墜落。その文書を探す依頼をインドの特別捜査官2人に依頼されるのだが、、、、。

他のレビュアーの方々が書いている様に「VFXが丸わかり」「エベレストの意味や寒さが伝わらない(実際の撮影は2,200〜3,300mの4月カナダ。アクションシーンはスタジオ内撮影で-10℃らしいです。)」「死なない不死身さや、凍傷や指切断ひとつも起こらない」等、映像的にはツッコミ何処は満載です。また、別映画「クリフハンガー」等に似ているなと言うかも知れません。
伏線は分かりやすく、展開が読めてしまうかも知れません。

そこは暖かい心で観てほしいw
そうすれば、案外ストーリーは面白い話だと思うだろう。

日本では役所広司が目立ち(ポスターが悪い)「主人公は役所広司」と思いがちだが、主人公はエベレストにて彼氏を亡くした女性シャオタイズ。(チャン・ジンチュー。ポスターでは右。)
チームの一員であり1番の活躍者でもあるのだが、彼氏を未だ探している亡霊の様な存在。そんな彼女を自分の子供の様に想う隊長がジアン・ユエシュン(役所広司)なのである。

他各隊員との人間模様もあり。隊員といえども一般人なので、一部の人間はサクッと死ぬ所は死んでくれたので尚更良かった。

白鳥座やその花言葉ならぬ星座言葉、亡くなった彼氏が残した最後のモールス信号。伏線を回収する為のアイテム。中々凝っていて面白かったです。
アクションシーンも見どころありますし。

終盤ジアンの不死身さと、敵がシャオタイズの亡くなった彼氏の件とジアンの娘の件を知っているのには納得出来ず。

私は意外に映画内容が良かった所とチャン・ジンチューが好きになったのでパンフレット買いました。

もし「この映画をどこで観たい?」と聞かれたら、夏や日中ムシ暑い時には観たくありません。
冬に夜空が星満天に見える日や、室内だとすれば夜部屋真っ暗にして大画面で観たいです。

こちらは初雪も降り始めていい季節にいい映画を楽しめたと思いました☃️

巫女雷男