「シリアスなのにグーニーズ級」オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
シリアスなのにグーニーズ級
ヒマラヤの民間救助隊「Wings」に、政府関係者からデスゾーンで墜落した飛行機に載っていたヒマラヤ地域の平和を左右する会議の機密文書を回収する依頼が来る話。
オープニングの救助劇で、いきなり命令を無視するメンバーに状況報告を無視して突っ込む隊長。映画にはありがちなシチュエーションではあるけれど、冒頭でそれをやられてもキャストに対してもチームに対しても無感情だから、ただの無謀にしか感じず安っぽい。
メンバーが、ギャラが、という流れから依頼が入り、何でそんな所を飛んでいたのか良くわからないけど、デスエリアに墜落した飛行機に積まれた機密文書を回収に向かう。
当然ながらエベレストに登ったことないし、登山経験なんかないド素人の自分からみても、そんな軽装で大丈夫ですか?と違和感ありあり。
テレビや映画でみた雪山登山って凄絶なイメージなんだけどな…。
ストーリーそのものは山岳アクションにサスペンスというもので悪くはないんだけれど、巻き起こるトラブルの数々が安っぽかったり、行動が素人目にもおかしかったり。
そういうシーンが多い割には緊迫感はないしハラハラもしないし引っ掛からなかった。
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