「2人はビートルズの「サージェント・ペッパーズ」のジャケットにも載ってるようだ。」僕たちのラストステージ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
2人はビートルズの「サージェント・ペッパーズ」のジャケットにも載ってるようだ。
まず驚かされるのがジョン・C・ライリーの特殊メイク。汗までかいてるところなんてのも霧吹きしまくりで大変だったろうなぁ・・・実際のローレル&ハーディの映像を見て比べると、やっぱりそっくりに作り上げていた。
病室で脚を吊り上げてるコントや入り口の二つある駅など、どこかで見たことあるな~と感じるのですが、これもまた日本のコメディアンが彼らのコントを参考にしていたのだろう。ドリフターズのコントやカトケンなんてかなり似ている。吉本新喜劇だって似てるかもしれない。
1937年に絶頂期を迎えたコンビ。しかし契約の関係でごたごたしている間に旬が過ぎてしまったのだろうし、戦争の影響もあったのだろう。時代から見放され、テレビの普及の影響も受け、イギリスに渡った彼らの公演には客もまばら。お笑い世界の栄枯盛衰を見た気がした。
とにかく真面目に喧嘩していたも他人から見ればコントになるし、ずっとコンビを組むなかでも本音がぶつかり合うことは少なかったのだろう。オリバー・ハーディが水着コンテストの式場で倒れたことがきっかけとなり、互いを思いやる友情を再確認し、ともに生涯他人とはコンビを組まない固い意志が感じられた。もちろんアイルランドでの歓迎ぶりやステージは感動もの!なお、チャップリンとも組んだことがあると言ってたローレルにも驚き・・・
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