「びっくりするほど響かない」Re:ゼロから始める異世界生活 氷結の絆 LQさんの映画レビュー(感想・評価)
びっくりするほど響かない
スバルくんの薄ら寒いコミュ努力をみなくて済む分、純粋にRe:ゼロの世界を楽しめるかと期待していたが、レム・ラムをはじめとする味のあるキャラクター達がほぼ出演せず魅力のない作品でした。
エミリアがなぜ世界の均衡を崩す存在で消されようとされているのか、パックがなぜエミリアを大切に思うのか、その背景がないし、説明が説明になって無い。
だからこそ、劇中でいくら叫んでも泣いてもまったく心に響いてこない。
TVアニメ版では気づかなかったけど、エミリアを主人公にしたことで、これ程につまらないキャラクターだったんだなと認識するに至りました。
もともと正ヒロインとは思っていないにしても、映画化によって本編の脇役としての地位が固まるという皮肉。
少なくとも監督にはエミリア愛などなく、魅力を伝える気がなかったのだと思う。
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