劇場公開日 2020年1月31日

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「原作読むなら、映画のあとで」母との約束、250通の手紙 マリエルさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5原作読むなら、映画のあとで

2020年1月31日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

重すぎる母の愛と期待を一身に受けて、刻苦勉励するロマン。
ロマンは、現在のリトアニアで生まれ、ポーランドなどで幼少期を過ごします。
シングルマザーのニーナが大変パワフルな人。
アパートの中庭で、息子は将来ひとかどの人物になりフランス大使になってロンドンで服を作るようになるんだから、とか何とかまくしたてるシーンが印象的。
親の過度の期待に押し潰されてしまう例も少なくないと思うのですが、このロマンはのちにすべてを実現するのですから、大したものですね。
画家は貧乏だからダメと母に言われ、文学を志すロマン。
フランスに帰化し、空軍に入隊し、母の手紙に励まされ小説も書く。
シャルロット・ゲンズブールが渾身の演技。
ロマン・ガリの自伝小説「夜明けの約束」が原作ですが、感動のラストはガリの創作です。

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マリエル