英雄は嘘がお好きのレビュー・感想・評価
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機内で見るのに、ちょーどいい
機内で見ました。
そんなすごい裏切りもないし、伏線回収も多くないので、機内で見るのにちょーどいいです。
嘘つきがどう立ち回るかを、面白おかしく、少しハラハラしながら見る映画です。
クスっとするようなコメディも満載です。
オシャレなコメディ
メラニー・ロランの3つのほくろがセクシー♪
二人姉妹で先に妹が結婚するのはありがち。しかし、戦地へ赴いたヌヴィル大尉がポリーヌに手紙を送ってこないことにやきもきしたエリザベットは、大尉に成りすましで手紙を書く。返事が戦地へと届いてしまったらまずいので、さっさと回収作業に入る。英雄となって戦死したことにしてしまえば妹も納得するだろうと苦肉の策に打って出るのだった。そして別の人と結婚し子供もできたポリーヌ。彼女たちの運命やいかに!?
そしてこっそり戻ってきたヌヴィル大尉。彼は敵前逃亡したために、軍に見つかったら、軍法会議にかけられ処刑されてしまう・・・。成りすましパートと卑怯者パートで二重のコメディになっているのですが、戦争に対する信念があるのかと思えば、ただ女遊びをしたかっただけ。ポリーヌへの求婚は何だったんだ?と、ちょっと残念な性格の大尉。彼に対してはまったく感情移入もできないのですが、冷めた目で成り行きを見ているエリザベットが最高でした。
かなりイケメンでごつい体もしているのに、いざとなったら臆病者。ポリーヌの夫との決闘なんてのも最高潮だったし、ラストが「あ、やっぱり」と爆笑できるプロットなのです。もちろんエリザベット演ずるメラニー・ロランが魅力的で、なぜ妹の方が先に結婚?などと、エリザベット推しで観たために納得できなかった・・・こうなりゃ姉妹の物語「アナ雪」でもうちょっと検証してみなきゃ・・・もちろんエルサ推しです。
期待しすぎて
何も考えず面白かった
おもしろかった( ᷇ᵕ ᷆ )
本当の英雄
〝嘘から出た誠〟ってまさにこの映画のことだと思います。
この女優さんが出てれば、必ず観る。
メラニー・ロランさんは私にとってそういう方なので、それだけで基礎点4.0です。
少し半開き気味なのに決して下品に堕ちることなく優雅さ漂う口もと。少し見上げる感じの強さと脆さが矛盾なく混ざり合った眼差し。
『オーケストラ』の時よりも出演時間が多かったし、大満足です。
ナポレオン戦争……それまでの戦争は、王様がプロの傭兵を使うというスタイルだったのが、徴兵された市民によって構成される国民軍が構成された、というような大きな変化をもたらし、国民国家という概念もこの頃に生まれた。
曖昧な記憶なので全然違っているかもしれません。ただ、ナポレオンが時代に大きな転換をもたらしたのは事実だし、メラニー・ロランが独身でいることを選択してるのもそういった時代背景と関係があるのかないのか。
そんな時代の空気みたいなことが描かれていたのかどうか、浅学な私には見当もつかなかったのですが、コサック兵(腰を落とした姿勢のまま、脚を伸ばしたりお尻の下に戻したりするコサックダンスが有名ですね。日露戦争にもコサック騎兵が出てきて『坂の上の雲』で秋山好古さんと戦ってたと思います)が出てきたので、ナポレオンが最後の方で、ロシアと戦って負けたことまで思い出しました。
ていうか、コサック兵、つまり、ロシアがフランス領内にまで侵攻⁈ ホントかな?ま、映画ですからいいんですけど。
そんなこんなはさておき、映画自体はフランスのエスプリが効いた(という月並みな言い方で恐縮ですが)とても楽しめる作品でした。基礎点無くても同じ点数です。
【”フランス人はエスプリの効いた嘘がお好き!”】
笑劇でした
予想以上のフランスラブコメの面白さに脱帽
フランス映画のイメージは恋愛、タクシーシリーズのようなアクションが多い印象、イメージがありフランス版歴史ラブコメは初めて観たが予想以上に面白かった。19世紀のフランスででっちあげた武勇伝と戦死の知らせでヌヴィルは街の英雄になるが、三年後、状況を知らないまま本人が突然還ってくる。良家の子女エリザベットは妹の恋人ヌヴィルと結婚させたくないために嘘の手紙を送る。この後も嘘の武勇伝を語るヌヴィルと彼の嘘を見抜いている
エリザベットのコント、漫才かと思わせるぐらいのやり取りが面白かった。エンディングのオチもヌヴィルらしく思わず苦笑してしまうぐらい楽しいラブコメ。フランス映画のラブコメもなかなか。夫婦関係や恋愛関係にストレスを感じているフランス映画ファンの女性の方にお薦めします。ただし、夫や彼氏は外して1人で鑑賞した方が胸がスカッとすると思います。
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