大脱出2のレビュー・感想・評価
全30件中、21~30件目を表示
設定がもったいない。続編ありきの”ゆるい”監獄
シルベスター・スタローンとアーノルド・シュワルツェネッガーの共演で話題になった「大脱出」(2013)の続編。
スタローン自身の企画シリーズで、脱獄のプロが挑む、難攻不落の監獄・・・という設定は面白いのだけれど、さすがにアクション映画の主演が71歳って、あまりにも厳しい。さすがに今回はシュワルツェネッガー(70歳)は出ていない。
前作は2大スターの華やかさがあって、まあまあだったのだが、巨額の製作費に届かない米国内興収で失敗している。結果として、今回は予算が大幅に圧縮。
なんとか見せ場を作ろうと、代わりに若手(若手といってもスタローンよりも?)を起用。本当の主役はホアン・シャオミン(黄 暁明/41歳)で良かったのではないかと思うほどの大活躍。ほかにも「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」でドラックス役のデイブ・バウティスタ(50歳)が出ている。
主人公のブレスリン(シルベスター・スタローン)は、世界で唯一無二のセキュリティ・コンサルタントで、脱獄プロとしての仕事も請け負う。本作では一流のスタッフを集めた警備会社を経営している。
ある日、任務中に姿を消したスタッフのひとり、シュー(ホアン・シャオミン)の行方を追うと、最強の監獄"ハデス"に勾留されていることが判明する。"ハデス"の謎を追うスタッフも次々と消えていく。
5年ぶりのシリーズとして、多少は期待していたところもあったが、やっぱり無理みたい。
ひと言でいうと、"ゆるい監獄"。
最新の監獄なのに、囚人同士を闘わせる余興ルールがあったり、勝った囚人にご褒美タイムで遊ばせたりする。
相手が世界屈指のプロとはいえ、あまりにも簡単にネットワークに侵入できるのはオソマツ。外からモノを持ち込むませる管理の甘さ、そもそも重要な囚人同士を接触させすぎ。脱獄のプロ集団と戦うには、ツッコミどころ満載。
脚本は前作と同じマイルズ・チャップマンだが、スタローンが闘うのは、ほんの一部分。最後にボスキャラらしいヤツが出てくる。本作はパート3を前提に作られていて、パート2というよりは、3部作の真ん中にすぎない。
大スクリーンで観るほどのことはなく、"ビデオスルー"、"配信スルー"でも十分。
(2019/3/31/新宿バルト9/シネスコ/字幕:高井清子)
要するにホアン・シャオミンのプロモーションビデオ
脱獄スペシャリストのブレスリン率いる警備会社ブレスリン・セキュリティは人質解放の仕事も請け負っているんですというツカミからスタート。というかチェチェンってテロップ出ますけどこれ多分アトランタですよね、ただの倉庫街だし。我が目を疑うようなショボい爆破シーンのCGでイヤな予感メーターがレッドゾーンまで振り切れました。なんやかんやでブレスリンは一線を退いて後進育成中。数名の社員の中で一番目をかけているのが中国系イケメンのシュー。スタンドプレーではなくチームワークを重んじる彼にブレスリンは自身の脱獄スキルを惜しげもなく伝授する。シューはIT起業家の従兄弟シュシェンの警備を買って出るが深夜のバンコクで謎の集団に襲撃されて意識を失う。目覚めるとそこは難攻不落の要塞刑務所ハデス。果たしてシューは脱獄できるのか・・・いやもう全然スタローン主演じゃないしね、これ。いやそうだろうとは思ってましたけれども。
結論から言うとまぁ正直スクリーンで観るまでもないC級激安アクション。ほとんどロケ撮影もなく安いセットの中でムサ苦しいオッサン達がそれっぽく暴れているだけと言ってしまえば身も蓋もないやつ。だいたい低予算アクションの定番じゃないですか、難攻不落の刑務所って。デカいスタジオなり倉庫なりに間接照明つけたらセットの出来上がり、町内の盆踊り大会よりも仕込みが楽チンです。お話も死ぬほどしょーもない、ワケありの企業が秘密裏に要人を拉致してましたってことですが、どう見てもネオナチとホームレスしかいない感じですけど。てことでまあこれといって盛り上がることもなく気づいたら終幕・・・というか何気に続編への意欲がハンパないんですが大丈夫でしょうか。
でもじゃあ箸にも棒にもかからんのかというとそんなこともないです。実質の主人公シューを演じるホアン・シャオミンがメチャメチャカッコいい。男前だし身体能力も高いしスタローンが後押しするのも当然の優良株。そんな彼のアクションを至近距離で捉えるカメラワークがキレッキレで、これは純粋にいい仕事をしていると思います。それ以外はダメなアクションのテンプレをきっちりなぞることに終始していてその律儀さに膝を打ちました。あとスタローンが何か教訓めいた名言をいっぱい吐いていましたがすいません、全部忘れました。
中国マネー&to be continue
戦略
1の方が良かったかなぁ。。☆
本年度最高作
シュワちゃん、出演しなくて正解!
今やハリウッドは、政治はよそに置いておいて、中国がなくてはならない映画製作のパートナーとなっているのがよくわかる。
そのため、アクションは中国人俳優のホアン・シャオミンが一手に引き受けている感がある。
今回の相棒が、日本通というデイヴ・バウティスタだけれども、この映画.comの社員は何を見てそのようなことが言えるのか?ただの配給会社の受け売りになっているのは、大した会社ではないということか?
評論家はもちろんのこと、一般の視聴者からの支持を得られていないアクション映画なんて観るのは、お金持ちの日本人ぐらいだと思う。
For the last time,
release Abdel Salman al-Arkan from his prison in Paris.
This is Lucas Graves, IDP News,
signing off.
Please .They're gonna kill us all!
私が観ていないとのこと、YOUTUBEにもこれは載っていない。セリフ。これぐらいで分かってもらえるかなスタローンファンのみなさん。面白くないのは面白くない。失礼スタローンファン。
全30件中、21~30件目を表示