「アクションは良かったがストーリーは微妙」仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション あまた💪🗽👍さんの映画レビュー(感想・評価)
アクションは良かったがストーリーは微妙
タイトル通りアクションは素晴らしかったし見応えがあった。アクションだけでも一見の価値はあると思う。
しかしストーリーはかなり微妙。
ゼロワンの前日譚、飛電親子の話としてはまぁ良かったのだが問題はジオウサイドのストーリー。
実質ジオウのゼロワン編のような構造のわりにあんまりジオウの設定わかってないのかな?と感じた。
アナザーライダーは同じ力かジオウⅡ相当かそれ以上の力が無いとウォッチを破壊できない、同じ力は共存できないのでアナザーライダーがいる時は同じライダーは存在できない。このあたりの設定は完全に無視されていた。
1番意味不明だったのはアナザー1号。ドライブ以外の平成ライダーの力を継承したソウゴから抜いた力で何故昭和ライダーのアナザーになったのか意味がわからない。
フィーニスもよく分からないキャラだったし、去年のティードの演技の印象が強すぎてキャラとしても弱く、何だったんだろうという感想しか残らない。
とにかくジオウの設定をストーリーに活かせてない印象。脚本家がイマイチジオウのキャラクターを掴みきれてない。話を盛り上げるためだろうがジオウがアナザーゼロワンをすぐに倒さなかった理由がわからない。ジオウのメンバーなら全員アナザーライダーくらいなら造作もなく倒せるはずだがさほど強敵でもないのに放置。そしてゼロワンもだが主人公以外はフォームチェンジ無しなのが不満。
アルトとソレオに会わせる為に過去に介入する展開がほしかっただけでジオウが必要だったかと言われると正直要らなかった。
ゼロワンのストーリーとしては良い。ただタイトルにジェネレーションと付けるには至らない点が多いと感じた。555のパラダイス・ロストみたいな設定にしてゼロワンの単独映画ででもやればよかった内容。
平ジェネFINAL,Forever、Over Quartzerの後ということもあってインパクトに欠ける映画だった。