「むしろ笑ってしまう」犬鳴村 Masuzohさんの映画レビュー(感想・評価)
むしろ笑ってしまう
実在する心霊スポットを
テーマにしたホラー映画
平日のレイトショーなら貸し切り状態で
没入できると思い観賞しましたが
祝日前日でよく入ってましたw
感想としては
目新しさのないストーリー
びっくり系のホラーシーン
むしろ笑えてしまうビジュアル
とてもホラー映画体験になりませんでした
ダムの底に沈んだ犬鳴村の住民の怨念により
興味本位で訪れる人々を取り込む呪いのトンネル
近くにある公衆電話が午前2:00に鳴り
それに出るとトンネルの向こうの村に行ける
ようなのですがそれと関係なく
夜だろうが日中だろうが近づくと怨霊に襲われます
主人公も勤務する病院で不思議な子供の治療をしますが
その子のすでに亡くなっている真の母親が見えます
これも設定上は関連性はありますがストーリーには
そんなに関係が無いです
なんだろう
怖がらせるのは全体的にびっくり箱
怨霊もそれで怖いの?と首をかしげるぼやけた像
出してくるんですがそこにいたるまでのストーリーが
繋がりがあまりないので観てて興味が薄れてきます
途中ご先祖様が主人公に犬鳴村の真相を説明してくれるシーンが
あるのですがなぜか触れることが出来たり
どこかわからない部屋でフィルムを見せられたりで
世界観がややこしいというよりいい加減なのです
最近よくある幻覚系の表現と現実の境目がほとんどない
ような描写を多用するのですがそれがあまりスリラー的
効果を生んでいるとは思えません
ただただシュールな絵を映してるだけ
クルマに怨霊が何のリアクションもなく乗っている
シーンなんか爆笑しかけました
レミングスみたいに何度も鉄塔から飛び降りてる怨霊など
怖がらせたいのか笑わせたいのかわかりません
脇役に高島礼子や高嶋政伸など妙にいいキャスト使ってるんですが
別にそんなキャストでなくても良いような出番しかないです
ラストの兄もあんな状態で遺体安置所に置かないだろと
何より下半身のシートが盛り上がっているのが
めちゃくちゃボッ○してるようにしか見えず
警察が「変わった状態で発見されまして」なんて言うから
吹き出しそうにしかなりませんでした
自分のホラー映画への適性にも問題があるかも知れませんが
ジャパニーズホラー海外のより全然怖いの多いはずです
頑張って欲しかったです
あと三吉彩花は妹キャラじゃないね
背も高いし