「オリジナルとは違ったよさがある」ミュウツーの逆襲 EVOLUTION Ken@さんの映画レビュー(感想・評価)
オリジナルとは違ったよさがある
【はじめに】
以前購入したBlu-rayで久々に鑑賞。
ポケモン映画第1作目をフル3DCGでリメイクした作品で、昔見た人にとって懐かしい内容となっていました。
【良かった点】
CGの質感がとてもリアルで、特に嵐の大波は手書きに負けないぐらいの迫力がありました。また、ミュウツーの城は幻想的でありながらも、よりダークな雰囲気に仕上がっていました。
ストーリーはオリジナルとほぼ同じで、下手な改変がなかったので安心して観ることができました。個人的には、市村正親が再びミュウツーを演じたことが嬉しく、今作でもインパクトのある演技に興奮しました。
また、主人公のサトシや初代メンバーのカスミとタケシの説明も多いので、ポケモンのアニメを知らない人でも理解しやすい印象を受けました。
【気になった点】
全体的に急ぎ足で進んでおり、アクションシーンが増えた反面、感動する場面が短くなっているように感じました。また、人間の3Dモデルが2Dアニメをリアルな人形にしたような姿となっており、手書きと比べると違和感があって気になりました。
それと、オリジナルの完全版にあったミュウツーの過去に触れるエピソードが省略されていた所が個人的に残念でした。
【まとめ】
気になる点はいくつかありますが、それでも原作を大切にしたリメイクになっていました。それぞれで違った良さがあるので、両方で見てみるのも面白いと思います。
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