「結構シリアス」決算!忠臣蔵 adamsmithさんの映画レビュー(感想・評価)
結構シリアス
関西弁のやりとりもあって笑えるが、全体的にシリアスな印象。理由は、やはりカネの計算が絡んでくる以上は、現実そのものだから。一例を挙げると、堤真一家老の年俸が6900万円で、同年の岡村隆史勘定方の年俸180万円。今の会社より所得格差著しい。また、藩士達が吉良を討つかどうかの意思決定も、それぞれの家庭の事情が窺える。他方で、行かなくてもいい江戸への出張をして往復72万円を使うのも、今で言えば半分観光の海外出張みたいなものか。やっぱりサラリーマンって感じがする。よくできた脚本。
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