「赤穂の赤は赤字の赤とちゃうで!」決算!忠臣蔵 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
赤穂の赤は赤字の赤とちゃうで!
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通常スクリーンで鑑賞。
原作(忠臣蔵の決算書)は未読です。
年末の定番、日本人の多くが大好きな「忠臣蔵」。これまで何度も映画やドラマで描かれて来た題材ですが、今回は一味違う。「討ち入りするにも金掛かりまんねん!」と云うわけで、史上初お金の面にフォーカスして描いた時代劇コメディー。
何をするにも先立つものは金、金、金!
御家再興するにしても、仇討ちするにしても、資金が無けりゃあ話にならへん。お取り潰しの混乱の中、そろばん弾いて資金繰り。大変や。無駄遣いすんなよ!
現代の貨幣価値に変換して、金額が字幕で出て来るのでかなり分かり易かったです。限られた予算で仕事をする。それは今でも変わらない。まるで会社みたい(笑)。
コメディでありながら、リアリティーはあるし、シリアスな部分もあってなかなか本格的な作風だなと思いました。関西弁なのも斬新でした(ちょっと軽過ぎの感はあれど…)。
降り掛かる危機を乗り越えて、いざ討ち入りと云うところでしたが、まさかのナレーションで済まされてしまったことに驚愕。えっ、無いの、楽しみだったのに…
しかも、敵の吉良上野介すら出て来ないんことにめちゃくちゃびっくり。主軸がそこじゃないので致し方無いことと納得するしかないと思いました。でも討ち入りが無いとなぁ…
[余談]
討ち入りの日に観られて良かった!
[以降の鑑賞記録]
2020/05/04:Amazon Prime Video(レンタル)
※修正(2023/08/25)
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