「やや中途半端な感じがしました。」決算!忠臣蔵 yuriさんの映画レビュー(感想・評価)
やや中途半端な感じがしました。
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それは、私自身のせいでもあります。
吉良上野介は、良君として地元では慕われていた、と確かNHKでやってました。(だから人格者とは限りませんが)
時代小説を読まず、知識が無い私の、忠臣蔵へのイメージは、プッツンの主君への忠義の為に、有能で有望な人材の命が失われた、無駄!です。
この映画を観ると、ただ忠義の為だけでは無く、行き場を失った者たちに花道を作ってやる、という意味もあったんですね。
討ち入りするかを予算で判断する、という発想は斬新でした。
でも知識の無い人間にはちょっとわかりにくい。経費をいちいち表示してくれるのですが、例えば、堀部安兵衛に「なぜ帰って来た!?(金がかかるのに!)」というシーン。72万円(大金!)と表示されてたと思いますが、ただ合計金額だけでは、一体何にそんなにかかるのか、相場より高いのか安いのかとか、お取り潰しの後で金が無いのに金の使い方は変わらないのか?とか、もう到着してるのに金がかかるって、付け払いでこれから払うのか?などと考えてしまって気が散りました(私だけか)
いちいちそんな細かいこと説明してもつまらないじゃん、ということなら、討ち入りシーンでないとしてももっと殺陣とか見せ場を作っても良かった。
芸人さんの演技に不満は無いのですが、演出がやはり吉本っぽくて、討ち入りを決めるまでが長くて退屈でした。岡村さんは良かったですよ。でも他の役は、俳優を上手く使ってもっといいお芝居に出来たと思います。
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