天気の子のレビュー・感想・評価
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神秘的!
新海監督の全身全霊の想いを込めた作品
この映画を、既に3回見た者です。
その度に涙し、辛くなっています。
主人公の帆高と、ヒロインの陽菜。
正直、前作「君の名は。」をかなり意識をしているとも思いますし、物語の結末は決して正しくないものだとも思います。
ただ、新海監督が描きたかった物語とは、多分こういうことなのだと思います。まだ少年である彼らが、自らの生き方を選択するという物語。その真っ直ぐな想いに、ひたすら心を打たれます。
賛否両論が巻き起こるのは必至でしょうし、ここのレビューを見ていてもかなり議論が活発なようです。
ただ私は一言申しておきたい。
この世界は、私たちの思い次第でどうとでも変わってしまう。だからこそ、世界を選び取るという行為が、一番大切なことだと思うのです。この映画に対して考えることをしないのは、自分から逃げていることと同じ。本気で、この作品と向き合ってみてほしいと、心から思います。
絵が、音が、声が、
新海監督をはじめとしたスタッフが、映画を通して、本気で語ってくれているのだから。
新海ワールド全開。
映像表現、描写の素晴らしさは文句無し。
音楽も申し分無し。
ただ、残念な点もいくつかある。
まず、少年帆高。
家出の動機が最後までわからないまま。
陽菜が弟と2人っきりで暮らしている理由も、最後まで明らかにならない。
洒落のつもりなのか、ファンサービスなのか、思いもよらない人物が何人か登場する。
それはそれで悪い気はしないものの、それを省いてでも上記の2つはきちんと説明すべきだろう。
あとは、新海監督の他の作品が思い出される点。
雨のシーン、雨の描写は『言の葉の庭』、
ひたすら走っているシーンは、『君の名は。』とダブる。
声優も、主役の2人はとても良い。
あくまで個人的な感想だが、本田翼は悪くないが、小栗旬に違和感を感じる。
公開直前に、京都アニメーションの件があり、どこか心から楽しめないところがあったのも事実だが、クオリティの高さは期待以上だし、もう一度観たいと思う作品だ。
「君の名は」に失望した物理学徒が絶賛
既視感
求人のバニラを筆頭に、視聴者に既視感のある描写を散りばめて、気付いた視聴者にちょっとした嬉しさを与えてくれる。
中でもスガさんが姪っ子とメイカーズマークのウィスキーを飲んでるシーンが特に秀逸だった。 某CMまんま。
劇中に幾度と無く登場する、企業案件とも捉え兼ねられない描写は、もはや一種のエンターテイメントであると感じた。
小ネタ以外にも、線路、駅名、地名、東京タワー、スカイツリー、ドコモビル、etc…。
普段見ている景色がスクリーンに映し出される事で得られる快感と、描写角度によって、普段見ているはずの景色をより美しく見せられることによる感動は、新海監督ならでは。
ストーリーは賛否両論あると思いますが、新海誠監督作品の素晴らしさである「音楽」と「映像」で充分満足されらる。
全編に渡って説明不足だった事は間違い無いと思います。しかし、前作「君の名は。」の次作で視聴者が求めるエンターテイメントの要素を取り入れつつ、バイクで逃げるアクション(?)シーンや、花火のシーンにおける監督らしくない3D CGを多用するシーンには監督のチャレンジングな姿勢を感じました。
見る前は「君の名は。2」のような作品を見たい、という期待を持っていたので、毛色の違う今作を視聴後に「少しあてが外れた」感があります。
しかし、それを充分に補えるだけのエンタメ要素があり、そして新海誠監督が前作を踏まえた上で視聴者の期待に応えようとして、且つ、ご自身が新たに挑戦していきたい、という姿勢をひしひしと感じました。
視聴後に未視聴者に、
「君の名は。」と「天気の子」どっちが面白い??
とよく聞かれます。
が、答えとしては
「どっちも面白いし、比べるもんじゃない」
とお答えしています。
改めて、新海誠監督が好きになりました。
次回以降の作品も期待してしまいます。
こう言うのもあり
新海監督の新しい方向性
内容は良かったが…
高校生ながら、若者や後輩のパワーを感じた
天気の子☔️ 初日舞台挨拶に当選して観てきました。新海誠とキャストさんを生でみれた!!
そして今日も2日連続の2回目をIMAXで美しすぎる映像と音響を堪能してきた
ネタバレになるからあまり内容には触れないけど、とにかくメインキャラクターの男の子 帆高のモノローグが最高で 直接的に語られてない部分も含めてすごく共感できるキャラクターだった。求めてるもの、原動力がわたしと似てるなー、と。帆高が読んでた The Catcher in the Rye読んでから3回目観に行くことにしよう。
映像は、君の名は。と同じぐらい美しく、緻密にリアルに描かれてた。
雨と人ごみの中 普段だったら鬱陶しさしかない新宿・歌舞伎町・渋谷の街並みを、絶妙な色使いで素敵に描写していた。霞んだネオン看板や雨に跳ねる雫の見事な美しさ... 路地裏に捨てられた吸殻の汚ささえ美に変えてしまう、さすが新海マジック。 あー、そういうフィルターがかかる眼鏡でも欲しいな。
都会が舞台だから、目に入ってくる情報量が多くて必至に記憶しようと思ったけど残念ながら 自分のペースで逆再生できない。だから、ツイートや貼り紙やニュースや...もっと詳細まで解像度上げて観て 新海誠さんの細部までの凝り方を理解したいって思っちゃう。そんな映画だからリピートしまくり間違いなし笑
音響はとにかくIMAX最高すぎる...
立体音響(?)素晴らしかった。色んな感情が混ざり合ったような不思議な効果音や、クライマックスでのRADWIMPSの曲の入り方 もちろんその歌詞も最高にマッチしていて 音の表現力の幅ってこんなに大きいんだって感動した。
2回目に観る 天気の子はキャラクターの小さな表情の変化や心の内がみえてきて、より詳細まで もっともっとこの作品に詰まったものを汲み取りたいと なんども観る欲を掻き立てられるものだった。
異常さ、そして狂った世界さえも美しく描写してしまうこの作品は まさに次世代の 新しい芸術なのかな、
私たちはどんな選択をしてどう生きていくのだろうか。
清々しいほど自分勝手な主人公
監督が雑誌のインタビューで、君の名は見て怒った人たちがもっと怒るような作品にしたい。遠慮とか慎重さとか、調和を一切気にせず自分の命や気持ちを使い切る少年少女を描きたいと答えてたけど、言葉通りの作品になったなと。
この映画のテーマのひとつとして、反抗する子供と、それを抑圧する大人の対立みたいなのがあると思う。
誰しも子供の頃は夢を持っていて、好きなものは好き、嫌いなものは嫌いとはっきり自分の気持ちを言う。例えそれが原因で軋轢や対立することになっても。
でもそれが大人になるにつれて、言わなくなる。たぶんそれが現代社会において求められる正しい大人の姿。
けっして間違っちゃいない。子供じゃないんだから、社会のルールを守ることも、人間関係をみだりに乱すような言動をすることも。
でもこの作品の主人公の家出少年。大人の対応とか生き方みたいなのを徐々に学びだす年頃の16歳の少年は、大切な誰かのために社会のルールとか常識とか、大人に対して全身全霊で抵抗してみせる。
たぶんこの作品を見た"大人"たちにとっては、とても理解できないような行動を主人公がしているように感じる人も多いと思う。もはや、やってることは犯罪だしね(笑)
別に大切な誰かのためなら何してもいいとかそういうことじゃなくて、大人たちが定めた"正しい"社会の常識とかルールとかすっ飛ばしてでも、誰かのために、何か成し遂げるために自分の命と気持ちが空になるくらいに使える。
そういう自分勝手な人間の生き方みたいなのを、新海監督自身が見たかったし描きたかったんだと思う。
インターネットで簡単に良い情報も悪い情報を得られるようになったからなのか、少子高齢化やら年金問題、貧困層の増大や国際情勢の悪化で希望溢れる未来みたいなのがなかなか見い出せない世の中のせいなのか、ここ最近大人にも余裕がなくなってきてると思う。
この天気の子で描かれる雨が降り続ける光が差さない東京は、まるで今の日本の社会を反映しているようにも感じられた。
しかしそれでも、大丈夫なんだと。この狂った不自由な世界でも、僕たちは自由で生きて新たな可能性を選択していくことができるんだと。
エンターテインメントのド直球のようでありながら、この作品は新海誠監督の人間賛歌の物語なのだと思う。
いろいろ賛否両論あるだろうし、明らかに若者向けの作品だとも思う。
毎日"大人"として生きている自分も含めて大多数の人にとっては納得できないことや、不満もたくさん出てくる作品なのかもしれない。
ただそれでも自分はこの作品にわずかながらも、希望みたいなのを見いだすことができた。
見て損はしないなんて軽々しく言えないけど、ちょっとでも気になるのなら劇場に足を運んでみては?
ただ犯罪行為を助長する描写や反社会的な行動をするような作品が嫌いで明らかにその類の娯楽作品見るのには、向いてない人は見ないほうがいいかもね。
新海監督の待望の最新作! 歌との相性はやっぱり素晴らしい
音楽と映像
君の名は
で、新海誠を知り、
君の名は
で、圧倒され、
そんな監督がまた新しい映画を公開するということで、問答無用で観に行った。
内容については多くは言えないが、
鑑賞前にツイッターで、誰かが、
「この映画はRADWIMPSの長時間MVだ」と、
どういう意図かはわからないもののツイートしていた。
先入観とは厄介なもので、一度インプットされてしまえば、切っても切り離せなくなってしまう。
たしかにこの映画は君の名は同様に、RADWIMPSを主とした音楽を用いながらストーリーを展開している。(計5曲)
ただ、私はそのRADWIMPSの曲が流れるたびに、体全身に鳥肌を立てていた。
RADWIMPSの長時間MVと揶揄?されているかもしれないが、やはり、映画というのは、映像と音楽が最大限マッチした時にまた新たな世界を魅せてくれることを感じれる刺激的な作品だった。
森七菜ちゃん!
It's worth going to the cinema!
A movie filled with the feelings of Makoto Shinkai.
I felt that it was very expressive and that it was a very emotional film.
The music and video of RADWIMPS are very synchronized, and the goose bumps have come up!
We recommend that you watch it in the cinema.
I also hope that this film will be screened around the world and will be appreciated!!
好感度高め
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