天気の子のレビュー・感想・評価
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再レビュー 新海誠の世界だった
前作の[君の名は]とは違い、大衆向けの内容でもなかったと思います。監督が仰っていた通り、賛否両論ある内容でした。
自分的には有りです。10人同じ感想にならない、とても良い映画です。
ただ一つ言わせてもらうと、前作との結びつきは無くても良かったかと...それだけ気になりました。
再レビュー
2回目を見に行きました。
1回目見たあと、CMや主題歌を聞いている内に、改めて見たくなり見に行きました。
1回目の時よりストーリーやキャラクターの感情が理解出来て、2回目の方が感動してしまった...w
レビューやSNSでこの映画を面白いと感じる人を非難したりするコメントをよく見かけます。
映画自体を非難することは分かりますが、面白いと感じることや、つまらないと思うことは自分だけの感性や感情であり、誰かに非難される筋合いはないと思います。
自分は面白いと思いますし、前作より好きです。
駄文悪しからず。
陽菜も帆高も、加藤浩次も、トニー・スタークにならなくていいんだよ。
『君の名は。』みたいに泣かなかったけど、どっちかと言えば『天気の子』のほうが好き。
「圧倒的な映像美と音楽の相乗効果で感動を楽しめる!」的な話は、たぶん公開初日に3億人くらいの人が言ってるだろうから書かない。…と言いつつ書くんだけど、確かに映像表現として「街・空・雨・日差し・雲」のキレイさは目に快感だし、RADWIMPSの音楽にもエッモエモに盛り上げられるし、さらに公開時期と作中の季節感がぴたっと合ってるし、「夏休みエンタメ」として映画館でたくさんの人に観られたらいいと思う。
作中に『君の名は。』の2人がちょい役で出てくるとか、ソフトバンクの「犬のお父さん」が2回チラッと出てくる(ちゃんと見つけれた!)とか、そういうイースターエッグも楽しくていいんじゃないかな。個人的には物語への没入感を削がれるのであんまり好みじゃないけれど。
今作は、主人公帆高がヒロイン陽菜に恋する“ボーイミーツガールもの”のように見えて、実はそれほど恋愛映画じゃないから、『君の名は。』的な感動を求めて観る人には、少し物足りないかもしれない。
どちらかというと『天気の子』は、主人公帆高が自立を目指し、他者と関係を結び、自分の居場所を決めるまでの“少年の成長もの”という要素が強かったのかな。個人的にはそっちのほうが好みだから、僕には良かった。
『天気の子』を映画館に観に行く価値としては充分だし、満足。
加えて僕がいちばんグッと来たのは、宇多丸さんをはじめ多くの作品評でも触れられているように、「新海誠がセカイ(系)について自己言及して、自己相対化を経て、世界へと再定義していること」だと思う。なかなかにチャレンジングなことだと思うけど、ちゃんとエンタメ大作としての役割を踏まえた上でやってるのがエライなと思う。「セカイから世界への再定義」は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』で庵野秀明もやっていたことだと個人的には認識しているんだけど、あまりに突然のド直球すぎて阿鼻叫喚の地獄絵図だった(笑)。それはそれで面白かったけど、さすがに新海・川村(元気)コンビはやり方がスマートだなと感心した。
ちなみに“セカイ(系)”についての定義と評価はこんなところか↓。
【セカイ系とは「主人公(ぼく)とヒロイン(きみ)を中心とした小さな関係性(「きみとぼく」)の問題が、具体的な中間項を挟むことなく、「世界の危機」「この世の終わり」などといった抽象的な大問題に直結する作品群のこと」であり、代表作として新海誠のアニメ『ほしのこえ』、高橋しんのマンガ『最終兵器彼女』、秋山瑞人の小説『イリヤの空、UFOの夏』の3作があげられた。
「世界の危機」とは全世界あるいは宇宙規模の最終戦争や、異星人による地球侵攻などを指し、「具体的な中間項を挟むことなく」とは国家や国際機関、社会やそれに関わる人々がほとんど描写されることなく、主人公たちの行為や危機感がそのまま「世界の危機」にシンクロして描かれることを指す。セカイ系の図式に登場する「きみとぼく/社会領域/世界の危機」という3つの領域は、それぞれ「近景/中景/遠景」(別役実による)や「想像界/象徴界/現実界」(ジャック・ラカンによる)といった用語に対応させて言及されることもある。
こうした「方法的に社会領域を消去した物語」はセカイ系諸作品のひとつの特徴とされ、社会領域に目をつぶって経済や歴史の問題をいっさい描かない点をもってセカイ系の諸作品はしばしば批判も浴びた。つまりこの時期にはセカイ系とは「自意識過剰な主人公が、世界や社会のイメージをもてないまま思弁的かつ直感的に『世界の果て』とつながってしまうような想像力」で成立している作品であるとされている
(中略)
これらのセカイ系作品については前述したように社会領域を描いていない点を批判された他、集英社コバルト文庫の看板作家だった久美沙織はセカイ系作品をとり上げた際に、少年が戦闘せずにそれを少女に代行させ、その少女から愛されて最後には少女を失うという筋書きは「自分本位の御都合主義で、卑怯な責任放棄」に過ぎないと述べ[18]、評論家の宇野常寛は「母性的承認に埋没することで自らの選択すらも自覚せずに思考停止」していると断定した。
[From セカイ系 - Wikipedia]】
“セカイ(系)”についての是非や議論は、2000年代に終息した感じになっていたけど、2016年の『君の名は。』によって、新海誠の作家性や童貞性(!?)、そして東日本大震災の文化的克服論と共に、再度「セカイ系」という文脈が語られていたように記憶している。乱暴にまとめると、「『君の名は。』はバカ受けしたけど、やっぱ新海誠なだけにセカイ系だよね!」という感じかな。
そのへんの評価に対しての新海誠の回答として、本作『天気の子』のラスト展開があったということが、グッと来たところ。
「セカイの中心でアイを叫ぶきみとぼく」は、確かに自分本位の自意識過剰なヒロイズムなのかもしれない。でも世間や社会がアテにならない閉塞感や煮詰まり感もある。「共同幻想と自己幻想の逆立」的な正しさのもとに、個人の犠牲に無頓着なのは「社会領域」だって一緒じゃん、政治に文句は言うけど、半分以上は選挙行かねー社会なんだもん。
“愛にできること”は、地球や世界を救うことではないし、「セカイか?きみか?」の二択問題に正解を選ぶことじゃない。この世界できみと生きていこうとする、私的で小さな勇気だ。その勇気を奮い起こすのが「セカイ系的な情熱」なら、それはそれでいいじゃん?若いんだもの、大丈夫。
だから出発点は「きみとぼく」でいいんだ。そして「きみとぼく」だけで生きていけないことはわかってる。だから「きみとぼく」で生きていこうと決めた場所を、居場所として受け入れることができれば、それは“セカイ”ではなくて“世界”になる。
『天気の子』はそういう話だったんじゃないかなと、僕は思う。
陽菜も帆高も、加藤浩次も、トニー・スタークにならなくていいんだよ。
アニメのいいところは現実にない色彩や効果を表現できる点です。しかし...
RADの曲と映像の美しさが良し◎
刺さる人には突き刺さる
及第点だが
それは違うと思う
RADWIMPSがいい仕事してる
会社の飲み会の後に時間があったのでフラッと映画館に。
気になっていた天気の子のレイトショーに入るとほぼ満席の大盛況。
事前の予告編など何も見ていない状態で観てみました。
新海誠さんの作品は昔から好きでした。
君の名はは新海誠さんの作品には珍しいハッピーエンドで、とても面白かったけども世間のニーズに合わせたのかなとも思ってしまいました。
今作はどうなのかなと期待しながら観ました。
実際観てみると表題にあるように、RADWIMPSの音楽がすごくいい仕事してるなって思いました。
ネタバレしない程度に書くと、確かに設定としてはぶっ飛んでいるとも感じましたけどもアニメだからむしろそれくらいでいいとも思います。
アニメだからできる話を最高のクオリティで作ってくれたなって思いました。
登場人物もみんないいなって思いました。
小栗旬さんや本田翼さんが声をあてていますが、すごくしっくりきました。
後半にテンポが良くなってラストスパートをかけてくる感じが君の名はを好きな人にはハマるんじゃないかなと思います。
僕はお薦めできる映画としてレビューします。
君の名はで期待しすぎたことを引いても酷い
はっきりいってかなり期待はずれでした
何故ここまで評価が高いのかが分かりません
残念な点を簡単にあげると
まず一つにいらない展開が多すぎる
ネタバレになってしまうため余り多くは語りませんがそれ必要あったかと思う要素があまりにも多く
結局主人公や他の登場キャラがはちゃめちゃの障害持ちとしか捉えられません
二つ目に主人公の心の声が多過ぎて物語に集中しずらい
終わり際になるとかなりの時間主人公の考えを聞かせられるのですが結局の所合ってもなくても変わらないレベル
無くせ
三つ目に君の名はがウケたことを良いことに君の名はのキャラを出してきたのはかなり寒かったです
あまり言及はされていなかったですが出す必要性がある訳でもなかったのでウケ狙ってます感を隠す気も無いらしい
良かった点は
一つ目に町並みなどかなりリアルであったこと
おかけで最初の一時間くらいはかなり面白く感じていた
二つ目は新海監督は毎回そうだが自身がそうであった為だろうが気が強くない男子中高生いわいる陰キャの描写が上手い
今回はピカ一
まとめると今回の映画は音楽、作画はとてもよかったのでなんとなくでみる分にはかなり良かったが二時間で完結する気が無い内容だったのでラストの駆け込みが死ぬほどつまらなかった
翼ちゃんは下手だったかもしれませんが可愛いので許されました
兆状現象や想像か非現実な世界観を盛り込むのがこの監督の魅力なのだか?
平凡な映画と思いきや、2度目を観たくなる映画
新海節炸裂
ちょっと期待が高過ぎたかな
最大瞬間風速は君の名は超え
結論として盛り上がる部分は前作を越す作品でありつつ、総合的には君の名は。よりは低い、印象です。
前回の成功ということもあり、天気の子は、スポンサーの商品を出すなど商業的な部分が出てしまっているので、少し目につきました。
また未知のワクワク感はあるものの、未知のまま触れずに終わってしまう部分も少しありストーリーの粗もありました。
そして前半の盛り上がり・後半の盛り上がり・ラスト(君の名はの前前前世・スパークル・なんでもないやのポジ)のうち、前半の盛り上がりの部分が前前前世ほど歌とストーリーが噛み合わず盛り上がりにかけてしまい、それが映画全体の前半が少し冗長になってしまう原因にもなってました。
ただ後半の盛り上がりは、絵や曲や登場人物の思い、ストーリーの組み合わせが抜群で、一気に畳み掛けてきてくるので、最大瞬間風速はスパークルの比じゃありません。そしてラストは監督が言っていた様に賛否あるもののよく纏まっており、この後半部分のお陰で後味は凄く良かったです。
絵に関しては舞台が同じ東京ではあるものの歌舞伎町やラブホ等の黒い部分が描かれていたので、君の名は等の東京の繰り返しにはなっておらず飽きませんでした。
前作からの高すぎる期待を新海誠さんはしっかり越してきており、とても楽しめる作品になっています
遊びココロの詰まった傑作
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