天気の子のレビュー・感想・評価
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物語と景色と音楽
物語と景色と音楽が作用し合ってた
青空、水、透明感、眺望感がとにかくきれいだった
CGと手書きの境目が気にならず、見事に使いこなしてた
青春や愛に真正面から挑んだ清々しい映画だった
夢見がちな青春時代の集中力や推進力をよみがえれせてくれるような
それが童貞だけのものではないと正当化してくれるような映画
突拍子もない前提と感じたけど、なぜか説得力?迫力?があった
おっさんでもドキドキしました
どんより曇り空や雑踏との落差が良いスパイスになっている気がした
疾走感も程良い
被害妄想かもしれないが、サブキャラの余白が思わせぶりな感じは、にわかファンの自分としては少しくどいと感じた
この映画は、自分の体で「感じる」映画です。 ここにあるレビューを読...
この映画は、自分の体で「感じる」映画です。
ここにあるレビューを読んで分かった気になっている場合ではありません。
自分の感情の動きを直に感じる事の方がよっぽど大切で、素敵な時間を過ごせます。
新海誠監督はじめ、天気の子スタッフの皆さんが放った渾身のエンターテインメントを全身で感じるべきです。
楽しいです。
本当に、楽しいです。
私たちは、やっとここまで来たんだって、そんな風に思いました。
最後まで見終えた瞬間、私たちは本当にここまで来れたんだ、と感慨深い感じがありました。
素直に、「新海誠監督達、マジすげえ」と思いました。
次の選択をし始めることのできる、新しい場所にたどり着いてしまったのだと思います。
この作品は、それほどのものです。
絶対に、見るべき作品です。
エンターテインメント史として、こんな節目の作品がそう何度もあることは、めったに無い事のように思います。
もう一度言います。
絶対に、見るべき作品です。
誰かが言いそうな、不安が的中した、こうなることは分かってた、時代を掴んでいない、セカイ系が、ポスト誰々が、あの巨匠監督みたいじゃない、などど、そんな誰かが自分で勝手に作った箱の中に、新海監督達を無理やり押し込め閉じ込めてうんぬんかんぬん言って悦に入ったとしても、そのどれもがあなたの言葉では無い。
あなたは、どう感じたのか。
それこそが、この映画の最後にはまる、圧倒的に正しいピースなのだ。
最後のワンシーンで感動した
「君の名は」からより洗練された歌と演出は流石すぎ。アニメと歌の力、スゲー。
君の名はよりもストレートにラブストーリーにしたなぁという印象。
話の展開は好き嫌いありそうだけど、最後の告白シーンと再開シーンだけでそれ以外忘れて感動した。
昔からの新海誠ファンにもおすすめしたい映画
大ヒットした「君の名は。」ですが、それまでの新海誠作品から乖離した部分も多く、
一部では「新海誠は死んだ」との評もありました。私もそこまで強烈ではないにせよ、「君の名は。」に対しては複雑な感情を抱いていました。
しかし今作はその複雑な、負とも正ともつかぬ感情を晴らしてくれました。例えるならそれは鬱々とした空がすっと晴れていくようであり、イタリアの医師 ルイージ・ガバーニが新海誠の死体に電流を流し痙攣させたようでもあります。
「君の名は。」が好きな人はもちろん、それ以前の作品から監督の映画を観てきた人にも是非おすすめしたい一本です。
愛にできることはまだあるかい
出来ることはまだある!
愛する人のために!
新海誠監督の最新作!
君の名は。で一躍人気アニメ監督になった彼が3年越しに作った一作
恐らく彼は社会現象を巻き起こした次の作品という事で相当悩んだと思います。
その悩んだ末に出来たストーリー展開と"その結末"になったのでしょう。
その結果、その新海誠ワールドにまたしても引き込まれた自分がいました!
君の名は。ほど好きになれたわけではありませんが、良かったと思います。
まず、予告から思ってはいたのが映像です!
映像は君の名は。も綺麗だったのですが
、今回は作画のきめ細かさやカメラワークのスピード、光や雨の描写のクオリティが格段に上がっていました!
今回は「言の葉の庭」の滝口比呂志さんが美術監督をやっているので、雨が非常に透明感があります。
また、東京の風景も実写の映像をそのまま絵のタッチに変えたかのように立体的で圧倒されました。
今までの新海誠作品をそのまま引き継いでいるので「海獣の子供」や「スパイダーバース」のような新鮮さがあったわけではありませんが、それでもこの映像に浸ることが出来ました。
今回は主人公は田舎の離島からの家出少年であり、東京に憧れて不思議な女の子と出会います。
生活がギリギリな状態で女の子に優しく手を差し伸べられたら惚れるしか無いですよね(笑)
お互い助け合った事がきっかけで二人は交流していき、陽菜の秘密を知るに連れて離れていくのは君の名は。同様に儚さを感じました。
今回も声は全体的に良かったです。
帆高役の醍醐虎汰朗と陽菜役の森七菜はキャラクターに合っていましたし、小栗旬もなかなか良かったです。
そして、一部で酷評されていた本田翼は思ったよりも全然良いです。
予告で少し下手に感じましたが、本編はそれを忘れる演技力を見せてくれました。
RADWIMPSの音楽に関しては、インスト曲は前作よりも壮大で良かったのですが、歌の方は個人的に前作の方が好きでした。
君の名は。は主題歌がみんな良かったのですが、今回は何曲か微妙に感じました。
まぁこれは完全に個人の好みです(笑)
そして、この映画において最も賛否解れるであろうラストの展開は僕は「賛」です。
個人的に問題ありなところはありますが、僕はこの展開好きでした。
確かに主人公の行動は狂ってるかもしれません。常識や秩序を重んじる人は怒るかもしれません。
ですが、帆高くんの気持ちを考えたら否定する事なんて出来ませんでした。
だって、あの行動を取らなければ主人公は"灰色の人生"を送ることになるのですから!
ずっと後悔に苛まれながら虚ろな気持ちを抱えて生きていくでしょう。
しかしこの映画、やはり問題も何個かあると思います。
主人公は家出少年という設定なのですが、地元に帰るという選択を問われたら「帰りたくないんだ」と言って拒否するのですが、家出の理由自体が描かれていないので帆高のキャラクター性に深みが足りない気がしました。
それもあってか、ラストでの攻防戦に少しノイズを感じてしまいました。
それ以外は特に違和感は感じなかったです。
今回の映画は、10代の心で観るか、それとも大人の心で観るか。
それによって評価が大きく左右されると思います。
若い心で観ないとラストは受け入れられないと思います。
だからこそ、10代の方達は今のうちに観た方が良いと思ってます。
主題歌
天気の子の主題歌はRADWIMPSですが、
本編にシンクロしていて良かった。
天気の子主題歌
愛にできることはまだあるかい
大丈夫(movie edit)
グランドエスケープfeat三浦透子
愛にできることはまだあるかい(movie edit)
祝祭(movie edit)feat三浦透子
風たちの声(movie edit)
の5曲
安定で映像が綺麗
何と言ってもやっぱり映像が綺麗です。音楽もいい。
内容としてはやや無茶な設定ですし、なんでなんでを言いだすとキリがないのですが、ただ純粋に若者の切実な恋心や必死さに胸を打たれました。良い作品です。
音楽と映像美がすごい。
新海さんはほぼ見てますが、やっぱり映像と音楽がすごく良い。
大人になれない厨二病を、綺麗な映像と音楽で昇華してくれる感じが好きです。
ここまでいくと厨二病もすごいな、と純粋に思えます。
大画面でそれを堪能するという目線で、見る価値はあると思う。
ただ、アラサーの私個人的には以下のような順番。
言の葉の庭 = 君の名は。 >>> 天気の子 = 秒速5センチメートル
ストーリーがやっぱり若い子向けだな、と感じました。
君の名は、もそうではあるんですが、恋愛色がそこまで最初強くないのと
そうきたか!と思える部分が多かったのでいい意味で裏切られて面白く見れました。
言の葉の庭は、雨の描写と街並みの美しいアニメーション=新海さんを印象付けたと個人的に思っているので、そういった点からも好きです。これもRainの音楽が良かったんだよなぁ。
天気の子の終わり方も全然好きですが、あと10年若くないと純粋に入り込んで見れないなというのが正直なところ。ツッコミどころが多すぎた。あと前半のスピード感が物足りない。
あと個人的に主人公の声が苦手でした。分かってくれる人がいたら嬉しい。
君の名は。より天気の子を評価している知人を見ると、以下の2点を感じるので、お勧めするなら下記の方です。
・厨二病の気が強い
・純粋
・物語に酔いたい
でも音楽だけなら君の名はよりも天気の子のほうが好きかも。radwimps本当にすごい。
なんだかんだ言ってますが、面白かったです。
新海監督の「天気の子」が好きな人と嫌いな人の分類について
この作品が好きな人々と嫌いな人々によくあるタイプを挙げてみました。
皆さん、どうお感じになりますでしょう?
さしずめ、10代のシンパは感動屋、アンチは潔癖厨
30代のシンパはマニアが多そうな気がしてます。
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■シンパ組
・信者
⇒新海誠様より提供されるありがたいお話にケチをつけるなんてありえない!必ず何か素晴らしい意図があるに違いないから付いて行く!映画館に何度でも通って見てやる!100回でも200回でも!この命尽きるまで!
・マニア
⇒新海のことだから、作品に色々な伏線を入れているだろう。それを味わってやろうではないか。それがバカバカしいものでも構わない。作品をしゃぶり尽くす。それ自体が楽しいことだから!
・感動屋
⇒音楽聞いて映像見たら涙が止まらなくなっていまいました。ストーリーの誤読をしているかもしれないけど、そんなの関係ありません!
・ミーハー
⇒公開3週間で60億超えってすごいよね。そんなに人気があるんだから面白いに決まっているじゃない?!
・カワイイは正義
⇒ミツハチャン可愛い、ヒナチャン可愛い、ヨツハチャンもアヤネチャンもカナチャンもみーんなかわいい!
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■アンチ組
・潔癖厨
⇒銃を撃っちゃう帆高はクズだ!風俗系のスカウトマンにホイホイ付いていて行ってしまう陽菜はビッチだ!
・ハッピーエンディスト
⇒みんなが不幸になっちゃう終わり方は映画の終わり方としてふさわしくない!みんなが幸せになってこそ映画!
・ツンデレ
⇒思春期の少年少女のラブストーリー?ふーん興味ないね!(本当は好きだけど、年甲斐もなく肯定なんてかっこ悪くて…)
・アンチミーハー
⇒人気だからって見る?そんなやつぁ薄っペラな人間に決まっているさ!
・作中人物没入型
⇒帆高クンはわけもわからず家出しましたと?!陽菜チャンはなんで弟と二人暮らししようと思ったのかわかりませんと?!そんな記号みたいな人形をポンポン配置しただけで人間ドラマが成り立つかっての?!
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映像美と演出は最高!!
素晴らしい映像美、最初の窓に映る雨の表現や水たまりに滴る雫の表現など、すごいの一言。音楽とキャラクター設定もなかなか良い。でも、肝心のストーリーが雑すぎる。乱暴な展開と要所要所のキャラの行動の選択が全く共感できない。観客は置いてきぼりを食らってしまう。
街の看板や、不自然に観客に正面を向け続ける缶ジュースなど、夢の世界では逆にリアルすぎるものが冷めてしまう原因になる。また、無理やり友情出演させた前作のキャラは前作の世界観まで壊してしまう。前作のヒットで味をしめた代理店が監督を安っぽい作品作りに駆り立てた感じの作品。
粗はあったと思うが、それでも良かった。
内容に関しての詳細はすでに他の人が書いているので書く必要はないと思う。
この映画からは、素晴らしい映像美、音楽、そしてストーリーからすごく熱量を感じる良い映画だったと思う。
自信を持って、まだ見ていない人に一度見てみると良いと進めることができる映画だと感じた。
5点ではない理由は、いろいろと意味ありげに書かれていて特に回収されなかった伏線が少し気になったから。
久しぶりに見た後にもう一度見てみたいと感じた映画だった。
雨、雨、雨、雨。決定的に変えてしまった青春
島の家出少年が、東京の女性と出会い繰り広げられる話。100%の晴れ女と自分の犯した罪により繰り広げられる話。その夏の青春を捧げていく。
まず、色彩が美しい。細部に至るまで完璧。途中、見ている映画館の近くの場所が映画に出てきて「おっ」と思った。
ツッコミたいのは、主人公が犯す罪がすぐそばでそんな簡単にやっちゃうの?とも思った。
自分がしっている場所が出るとやはり楽しいし、挿入歌・主題歌のRADWIMPSさんは最高。
ー「君の名は」と比べてー
「君の名は」は明るく都心の忙しいの表しているのに対して、今回のは少し怖い東京を描いているようにも感じた。
大して普通
「君の名は」は凄い人気作品となったからって「天気の子」に過大評価し過ぎじゃないですか?
新海誠監督へのインタビューでは「光の描写に力を入れました」なんて言ってたけど普通のアニメでもあれ以上の作画や描写のものは多々ある、だが音楽との合わせ方は今までの作品のどれもが素晴らしいと思うので1度は観た方がいいと思いました。この「天気の子」は「君の名は」と違って時の流れを掴まなくても楽しんで観れるのでどんな人でも1度観るだけで話が理解出来ると思いますよ。
噛めば噛むほど
結論から言うと、結構好きです。
声優を含めたアニメとしての完成度は、新海さん前作より高いと思います。
主演2人の若くて完成されてないけど今しか出来ない声とか、凪の声優とかベテランかと思ってたらもっと若い声優でホントに「先輩」と呼んで良いレベルだし、「役者の声」が目立つ役は、脇の方が良い。
前作はどうしても「瀧くん」というより「神木くん」という感じで終始してた。
森七菜はどストライクでした。
本田翼も良かった。
平泉成は目立ちすぎだった。
ストーリーは、一見すると分かりやすそうな気もするが、いきなり出てくる銃が最後まで引っかかっていたりとか、陽菜と須賀の家族の過去とか、帆高の上京理由とか、突き抜けたラストも含めてサイドストーリーを沸々と掻き立たせられるプロットには大人がハマるドラマになっている。
新海監督は、アンチオリンピックなのかとも勘繰ってしまう。
前作より評価したいのは、かなりファンタジーに振り切っている事。「君の名は。」はかなりのリアリティを捻じ込んでまとめようとしているのに対して、今作はアニメならではのファンタジーを堂々と見せて着地させている。そのファンタジーも迷信レベルの昔話を織り交ぜる事で天気や陽菜の歩みに説得力を持たせている。
ファンタジーさや色遣い全てが「ジブリオマージュ」に感じた。
ポニョよりも、千と千尋かな。
ただどうしても納得し難い点もある。
ファンサービスと言えば聞こえの良い、大衆迎合で日和見的なアレ。
必要かなー?
自分としては、全く別個の作品として観に行ってアレがあると、少し冷めたなぁ。
新海作品てそういう流れがあるんですかね?
アレもそうだし、ストーリーの「隠された伏線」も探したくなったりと、後からまた観たくなる良い作品でした。
前作からのニワカファンでした。
不満ばかりが残った。
だんだんキレイな映像に目が慣れてきてしまったせいか不満ばかりが残った。
まず主人公の家出の動機くらいちゃんと描いてほしい。登場人物の行動原理や方向性が見えなまま、えんえんと
「警視庁密着24時、東京って怖ぇ~」
をやられても感情移入や共感はない。
台詞は随所にスベってる。
実名CM多用はうざったいし、設定は安易。
簡単に使われる拳銃。
このご時世に水没。
主人公が電車の線路内を走り続けるとこなんか痴漢容疑者がえんえん逃げてるように見えた。JRもあれがカッコいいとされちゃたまったもんじゃない。
今作は前作のヒットにすっかり味を占めてしまった作風。
次回作も「君の名は」風の顔をした主人公とヒロインが登場し、あだち充漫画のように髪型だけ変えて、無条件で恋に落ちるのだろうか。まあ、あだち充は同じようなキャラでも話が面白いけど新海誠の場合は今回の脚本を見る限り苦痛でしかない。
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