天気の子のレビュー・感想・評価
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これはこれで見応えあり
「君の名は。」の新海誠監督の「天気の子」を109シネマズ二子玉川で観た。
ストーリーの好みはともかく、極めて繊細かつ芸術的な映像と日本人離れした大胆な設定で、creativityと完成度の高さが文句のつけようもない「君の名は。」と比べてしまうと、特にやや迷走気味な前半部のもたつきもあり、居心地の悪さを感じてしまうが、クライマックスに向けては、緊張感の持っていき方はエンタテイナーとしてさすが、というべき。
とは言え、後半の大胆な設定や、前作よりヲタク気味なキャラクターには賛否あるかと思うが、やはり、日本人らしくないスケール感は高く評価すべきだろう。
でも、やっぱり、「秒速5センチメートル」と「君の名は。」の両輪、そして「言の葉の庭」という、Boy Meets Girl の最高峰のアニメーションをすでに世に出してしまった新海監督に対しては、期待値のハードルが凄く高いと思う。
そう言う意味では、前作には及ばなくても、本作も十分期待値に応える煌めきとユニークさがあり、暗い日本映画のイメージを払拭できる才能に対して、五つ星を上げたい😊
なんだかんだ言って、必見。
新海誠ユニバース?三部作なのか!?
持ち味である繊細な心理描写は失われている
大まかなストーリー構成要素は前作と同じであり
前作の試みにより成功が約束された構成である。
作品として新しい試みは薄く、商業的な意味が大きいように思う。
しかしこの対比は批評としてはややずるいかもしれない。
そもそも前作の成功が同一の作者によってなされたものであるからである。
このストーリー構成の創造的価値は揺るがない。
ここではもう少し細かな構成に目を向ける。
この作品では自己陶酔的な大人びた思考はみられず
十代の子どもの社会や大人に対する抵抗と無力さが素直に描かれている。
一方で主人公の少年と少女のおかれた境遇、特に家庭環境については深く触れられておらず、彼らの痛みを本当には理解できない。
見ているものに痛みを伴わせるような負の要素は排除されているのである。
大きな感動や感情移入はできないが、見終わった後の清涼感がある。
作者監督の持ち味である繊細な心理描写は失われ、体裁の良いテレビコマーシャルのようである。
不相応な自己陶酔をなくしても、痛みや悲しみの描写をなくすべきではない。
彼らがどのようにして出会うことになったのか、助け合い、互いを思うようになったのはどうしてなのか、少女は何を祈り願ったのか、少年が何故あんなにも必死に彼女を助けようとしたのか、その答えを与えられずにいる。
それ故、芯を欠きふわふわと宙に浮いているのである。
君の名はのマイナーチェンジver.
途中で気付きました。
あ、これ「君の名は」と一緒だな、と。
とりあえず気になった点を。
・本田翼があまりに下手過ぎる
未熟とか、声優未経験だからとかそういうレベルでは無い酷さでした。
滑舌が悪い、ヒステリックなのに抑揚が無い、声でキャラクターが掴めない。
・不要な物、伏線、設定が多過ぎる
例えば序盤で手に入れた◯。大人との対決の為に入れたのだと思いますが、流れをややこしくしているだけです。
例えば須賀のバイト。必要でしたかこれ?
例えば猫。この子はストーリーに何の意味を与えました?
こういった物が非常に多いです。
・◯◯する為だけに登場する人、モノが多過ぎる
これも上の項目に関連してるかも知れません。
例えば、邪魔をする為だけに登場したキャラの存在。
もう少し推敲すれば役割を纏められたのでは?
・本田翼があまりに下手過ぎる
あまりの下手さで、このキャラが出ると、鳥肌が立ちました。耳を塞ぎたかったぐらいです。
聞き取り辛いのに甲高い。
何故この仕事を引き受けたのでしょうか。
この話は、「君の名は」が頭にチラつきます。
それなのに、上記の問題点達のせいで雑さ、稚拙さが目立ちます。
「君の名は」のノウハウを使い、「監督の作りたいものを作った」という印象です。
それはそれで悪い事では無いのですが、もう少しクオリティに拘りを見せて欲しかった。
監督の次回作に期待したいと思います。
荒は目立ちますが、それなりに平均は超えているとは思うので2.5点です。
前作とは違う面白さ。
人を思う気持ち
泣いた
全然問題なかった
晴れ女
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