「水の美しさが際立っていました」天気の子 さとうきびさんの映画レビュー(感想・評価)
水の美しさが際立っていました
雨が降り続く東京の町が、少しずつ水に沈んでゆく様が幻想的でした。
リアルに描くとあれほど綺麗な水が溜まるわけじゃないのは当たり前だけれど、透き通った水が重たい空気のように空間を埋めてゆくのは夢のような風景です。
水滴の魚、廃墟のビル、決して無いものがいかにもあるかのような束の間の錯覚を堪能しました。
現実であればグチュグチュして不快なだけのはずですが、あの透き通った水の中を歩いてみたい。
切ないRADWINSの歌声に乗った新海節を大いに楽みました。
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