「ほっておけない がテーマの映画」天気の子 hukuさんの映画レビュー(感想・評価)
ほっておけない がテーマの映画
映画 天気の子の hukuの考察
エンディングで陽菜と帆高が出会うのだけど
親がいない、頼る親戚もいないような、高校生の陽菜が どこに住んでいて
どうやって生活しているか 凪も
ネットでは誰も そのことについて触れておられなくて
(一件だけ見つけたけど。 2019.12.28追加)
現在の日本の社会のシステムでは どのような状況が考えられるか
誰もそれについて書いておられなくて
両親のいない、頼る親戚もいないような高校生と小学生(中学生かな)が
どのようにして生きているのか それについて書いておられないのが寂しくて。
大多数の人にとってはこのようなことは 考えたくないことかも
「他人の人生より 自分の生活が大事だろ、普通」 という人が多い日本で
このような題材の映画を作ることは 興行収入を無視していることで。
客のオーダーを無視した料理を出している料理店のような感じで。
主要登場人物が ほっとけない性格で
普通の人ならばほっておくのに 主要登場人物はほっておかなくて
帆高が捨て猫をほっておけなくて事務所に連れてきて その猫が恩返しとして招き猫になって
事務所に多くの仕事を招いたから 事務所の社長が陽菜と凪の身元保証人になって
面倒を見ることができたってことで。
貫禄ある猫(雨)の姿を見れば 誰もがその設定に納得されるだろうと。
繋がることを選んだ種なので ほっておけないと思うべきだってことで。
主要登場人物がほっておかなかったから 悪い状況でもすべてがうまくいく話で
ほっておけない がメインテーマの映画かと
ほっておけないと思うことは 言葉を変えれば
「皆を 幸せにしたいと思う心を持っている。」 と言えるかと
昔、ある本で この言葉を読んだことがあります
人と人が繋がる最初は 「君の名前は?」 と言う事からで
人と人のつながりを維持し 種を存続させるには ほっておけない と思うことで