「慈雨は降り続く」天気の子 atararuiさんの映画レビュー(感想・評価)
慈雨は降り続く
映画通では全くないけれど
前もってその予備知識等を読んでしまうと観ることに良いのか悪いのか
そう読み取らなくてはとかそう読み取れなかったなとか余計な意識が働いてしまい本来の感覚に多少なりとも影響がきてしまうことはあると思う
出演者等はこう話してたけども受け手の力不足でそうは受け取れなかったりまたもしかしたら逆もあるかも知れないそんなことをふと思う
だから個々で勝手に感じたり受け取ったならもうそれぞれそれが正解でいいと思っている(え?ダメかな...)
前置き長くなりました
この作品は実は
一人対その他、世界ではなく
「個人の尊重」が描かれていると思っています
私は帆高の陽菜に対する愛情に対し泣いたわけではありません
自分のことながら何故泣いたのかすぐに解りませんでした
時に悲しいことがあったり思い通りにいかなかったりたくさんの傷を背負ったことのある人ほど陽菜が帆高により救われた時
その手がまるで自分自身に差し出されたように感じるのだと思います
少なくとも私はそう
ないがしろにされていい生命なんて
ひとつもない
あなたは生きていていい
生きるべき存在なんだよと
慈しみの雨は降り続くのです
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