「今更ですが」天気の子 健康ミネラル麦茶さんの映画レビュー(感想・評価)
今更ですが
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天気の子を改めて見てみて思ったことを書こうと思います。あくまで個人の感想であり、人には人の感性があるので意味わからんと言う人もいると思いますがご了承ください。
この作品ははっきりいって前作とくらべると万人受けする作品ではなく、帆高がなぜ家出をしたのかなどの詳しい部分は描写されていません。なのでストーリー中心に見る人には少し苦しい作品かもしれません。
ここからは、私の解釈なのですが、この作品は現代の社会が科学という武器を使って自然を支配している現代を風刺した作品だと考えました。この作品で中心に描かれていた「雨」をひなの晴れ女という力を使って自然をコントロールすることを善であることとし、それを当たり前とし何も思わない現代人に対して、帆高が「銃」という武器を持ち立ち向かい、現代の問題を提起している作品であるために、帆高の家出背景という新海監督が伝えたいものとは関係のないものは詳しく描写されていないのだと考えました。
作品紹介でも新海監督が今回の作品は万人受けを狙っていないといっていたように、見る人によっては、ただの風景描写が美しいストーリー性がはっきりしない映画になったり、現代の社会問題を風刺した作品に見えるのではないかと思います。
この作品の趣旨が理解され、多くのひとが現代の社会問題に向き合うようになってくれることを願います
これで私の妄想を描きおさめたいと思います。
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