「ストーリーも天気の描写も秀逸な作品」天気の子 臥龍さんの映画レビュー(感想・評価)
ストーリーも天気の描写も秀逸な作品
基本的にジブリ以外のアニメは見ない自分ですが、『君の名は』の大ヒットで興味を持ってテレビで見てみたら非常に面白かったのと、映像がとても綺麗で感動したこともあり、『天気の子』はぜひ映画館で観たい、と遅ればせながら劇場に足を運びました。
いろいろ意見はあるようですが、個人的には『君の名は』と同じくらい楽しめましたし、『ボヘミアンラプソディ』以来、久々に映画館で複数回、鑑賞した作品になりました。若い子の切なく、一途で、淡い恋模様は見ているだけで癒されますし、こちらの情動に訴えかける強さがあります。
設定的に細かい突っ込みどころはあるにせよ、全体として見ればよく作りこまれた展開で、要所要所に緊迫する場面や、ほんわかする場面が織り込まれていて、最後まで飽きることなく楽しめました。
そして、なにより様々な天気の描写が非常にリアルで、この監督はこれ(天気のリアルな描写)を見せるために、この映画を作ったのではないか、と思わせるくらいリアルでした。映画館の大画面で見ると、そのすごさがより鮮明に分かります。
同日に評価4.0の『ストーリーオブマイライフ』も観たのですが、個人的には『天気の子』のほうがストーリーの抑揚が効いてて面白かったです。
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