「面白い。違和感なかった。 違和感云々ってのは「君の名は」どころかジ...」天気の子 Youjeanさんの映画レビュー(感想・評価)
面白い。違和感なかった。 違和感云々ってのは「君の名は」どころかジ...
面白い。違和感なかった。
違和感云々ってのは「君の名は」どころかジブリアニメすらまともに観てこなかった目線で観て、まずはアニメが故に物語に入り込めないのではないか?といった懸念は杞憂だったなということです。
大ヒット前作と比較される運命の映画なので「ラストシーン違和感」「ご都合な場面設定」の様な批判を受けたりもしているらしいけど、過去のカルト的な評価を得てる名作はどれもそんな特徴を備えてるものだし、それだけ複雑に練られた背景がある脚本である証拠だと思う。
その複雑な背景というのは、東京に住む者が持つ「雨」に関する皮膚感覚であったり、日本人の持つ「天気」に関する宗教感とも密接にリンクする感性だったり、日本人以外には容易に共感できないであろう感覚だったりするのが良いと思った。欧米の映画の表現方法に阿らないやり方。
そんなところはBABYMETALの方法論(日本語で歌う、童謡オマージュ、アイドル文化、メタルの日本的解釈)とも共通するんではないかとも思ったりした。
ほぼロードショー期間終了しそうな時期に観たのですが、それで良かったと思ったのが、映画中の爆弾低気圧の雨雲の範囲が、先日の台風19号の範囲とモロ重なっているとか、これは予言か?と思えるほど描かれた異常気象が現実のものと重なって見えたことでした。
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