劇場公開日 2019年7月19日

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「人生を棒に振るとは」天気の子 moruさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0人生を棒に振るとは

2019年9月2日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

自分が高校生の時に人生を棒に振ることに恐れがあったと思います。
自分勝手なことはせず、世間の価値観や周りの視線に逆らうことが出来ずにいたのではないか。
それで何もせず今に至ってどうなったか、何もしないことが人生を棒に振ることなのではないか、この映画を観てそう思うことがありました。

映画はご都合主義なところもあると思います。しかし、現実であの時自分勝手なことをもしやったとしても、結果は大したことにはならなかっただろうと思うこともあるので、映画が完全なご都合主義でもないかと思います。

映画としてはフィクション部分も強く感じさせつつ、世界観やキャラクターにリアリティを上手く出しているなと思います。

ストーリーの展開とキャラクターの行動に意見が分かれるとは思いますが、若い時の得体の知れぬ息苦しさや世間の冷たさ、個人の小ささを上手く描いていて、私としては観て良かったと思える映画でした。

moru