「ダラダラ長く感じた」天気の子 べねっとさんの映画レビュー(感想・評価)
ダラダラ長く感じた
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原作未読です。新海誠の古参のファンである友人とともに鑑賞しました。その子は絶賛していたし、隣のシートの女性の方なんかは途中から号泣していたので、好きな人にはツボにくる作品なのだと思いますが私には合わなかったです。
主人公が家出した理由が曖昧、ヒナの母親が既に亡くなったのか長患いのままなのか終盤にかるまで判然としない、須賀の家庭の事情やオカルトのライターをやっている経緯が不明など、全体的に人物設定に関する情報が少なく、感情移入できる人物がいなくてモヤモヤしました。空から降ってきた魚のような水の固まりや、占い師や古寺の和尚の語る古来の伝説など、伏線かと思わせた話を回収しきれてないのも残念です。また、新海ファンでない私が言うのもなんですが、終盤で、ヒナを連れ戻せてしまう展開は「ぽくない」印象を受けました。
風景の描写がやたらとリアルで、繁華街などの細部が映るシーンが多く、ひとつひとつも長いので、無意味で冗長に感じました。
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