劇場公開日 2019年7月19日

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「見るべきシーンはあるが」天気の子 kzmさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5見るべきシーンはあるが

2019年8月10日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

ボーイミーツガールと映像美と日本文化の伝承。
新海監督はこれら王道の物語に加え、東京で生きづらさを抱える少年少女たちを描きたかったんだと思う。監督はきっと優しい人なのだろう。

監督の人格を尊敬しつつ、しかしながら映画としては「君の名は」に軍配を上げざるを得ない。これは扱おうとしたテーマが余りにもリアルすぎて深刻だから、どんな答えも嘘くさくなってしまうからだろう。だからこその拳銃なのかも知れないが、そこまでの皮肉はエンタメに必要ないと思う。

劇中のスポンサー?アピールには辟易。
2時間あるかないかの物語なのに、ヤフー知恵袋を2回も見せられた。前作の登場人物やバーニラバニラも興をそぐ。

ただ一言だけ。
雨上がりの東京をヒロインに会いに、ひたすら線路を走る主人公の姿には胸を打たれました。

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kz