「新海誠は僕には合わないとしか言いようがないが…」天気の子 飴市さんの映画レビュー(感想・評価)
新海誠は僕には合わないとしか言いようがないが…
「君の名は」でもそうだったが
基本的なストーリーの辻褄のあわなさ・破綻
解消されない疑問が続く気持ちの悪さは本作でさらに悪化している
街をリアルに描写しているからこそ
リアリティにかけるご都合主義が気にかかるし
その人物がなぜそこにいるのか
なぜそういう行動に至ったかの説明はまったくない
映像は文句なく美しい
だがそこに人間やドラマは一切ない
お金や人を養うプレッシャーが監督を狂わせているとしか思えない
映像が綺麗ならアニメとして成立しているのかもしれないが
映画としては成立していないもどかしさだけ残った
隣で見ていたカップルが
「1回だけじゃわかんないのかもしれないね…」と呟いていたが
このカップルが2回目を見ることはないし
このコメントがどういう意味かは造り手が一番理解しているところだと思う
宮崎駿をはじめとするジブリ作品のすごさを改めて感じるところでもあるし
この作品を表立って駄作だと批評できないマスコミにも恐ろしさを感じる
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