「色々と考察が出来る場面があります。」天気の子 Skillαurα_kntさんの映画レビュー(感想・評価)
色々と考察が出来る場面があります。
クリックして本文を読む
元々観る予定は無かったのですが友人に誘われて先程観させて頂きました。
新海誠監督の映像作品は今までにY's2というゲームのOPと君の名はのOPのみを見たことがありました。
まず、映画の内容としては予想していた通り、すごく感動したり驚いたりすることは無く、ある程度予想も出来ました。が、それ以上に映像美、音楽の挿入による盛り上げ方が上手で、非常に良くできた作品だなと感じました。
また、ここからはネタバレなのですが、僕はこの話を与える、与えられるの関係によって人間関係が構築されていることを表している物だと思いました。例えば最初に陽菜が帆高にハンバーガーを渡した後や帆高が須賀に助けられた所などは、その後の展開で帆高が与えてくれた人に何かを与えていますよね?そしてその後人間同士の関係が築かれていきました。他の人達同士でも一緒です。また、その逆として、縁を切る、1度だけのの関係としてお金が出てきていたんだなと思います。お金は人間関係を構築できない、ということです。例えば天気の商売をしていた所など、お客さんには基本1度しか出番がありませんよね?
また逆に須賀は帆高と別れる時に5万円を支払っていますよね?この場合はお金によって人間関係を切ったという事です。またその後須賀が泣いていたのは自ら縁を切った事に対して後悔をしていたからだと思いました。
最後に本田翼は声優に向いていないなと感じる場面は多くありましたが(笑)、細かい描写などがされており新海誠監督、流石だなと。
非常に見る価値のある作品だなと思います。
コメントする