劇場公開日 2019年7月19日

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「がっかり」天気の子 はんたーさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0がっかり

2019年7月30日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

難しい

今日、二子玉川109シネマで「天気の子」を見てきました。「君の名は」に続く新海誠監督の作品であり、期待していました。しかし、映画自体全く面白くなく、お金の無駄であると感じました。ストーリー以外の点で気に入らなかったのは、主人公の声と夏美役を演じていた本田翼の声です。あくまでも個人的な感想ですが、主人公の声優は変えたほうがいいです。また、本田翼の鼻にかかったような声を聞いていて腹が立ちました。正直ストーリーにもがっかりしました。雨と太陽を主題に扱っている映画であり、晴れを追求する人間模様を描いたストーリーです。とにかく雨が降りすぎていて、現実離れしすぎていました。主人公もなにかはっきりせず、正直東京になんのために来たのか、明確さに欠けイライラしました。主人公とヒロインの家族との結束も、よくある安っぽいヒューマンドラマを見ているようで、正直見飽きたという感想でした。始まって数十分、主人公がヒロインを“晴れ女”としてでなく、ひとりの女性として捉えていく心の変化には正直感動でした。まだまだ高校も卒業していないひとりの少年が「青年」へと階段を上る物語。そこには様々な紆余曲折があり、多少のもどかしさを感じるものの、最後にはまさに晴れた空のようなスッキリした気持ちの自分がいました。ここ数日で梅雨が終わりましたが、この映画を観ると、あれほど嫌だった雨が終わったことに、悔しさや寂しさを感じるあなたたちがいると思います。雨よりも晴れを好む人間が多くいるのは当たり前のような気がしますが、そんな当たり前を覆すような、そんな物語です。ぜひご覧になってはいかがでしょうか。

はんたー