「東京の『影』や『負』をリアルに表現した作品」天気の子 人さんの映画レビュー(感想・評価)
東京の『影』や『負』をリアルに表現した作品
クリックして本文を読む
東京には光と影があるけど、この作品は、普段あまり注目されない『影』の部分や、その影にいる少数派の人達の言動を所々リアルに表現した作品でしたね。
オレだけかもしれないけど、観ててチョット心が痛く感じた。
ノラ猫みたいな扱いをされたり、
家族の事はほとんど話さないとか、
平静を装ってたり、
本当の事もなかなか話さないとか、
大人になりたいなど。
この映画を見た後の爽快感は無いけど、あまり注目されないこの現実を映画にしたのは、ある意味で挑戦的でした。
それと、エンディングでは、東京の負のリスクが表面化してた。実際にあんな事になるんだろうなぁ。
でも、主人公達は一般市民で、ハリウッド映画みたいに世界の危機を救う話ではない。
途中、主人公達のせいで、こうなったような表現もあるが、それは、子供から徐々に大人に成長していく主人公達の世界観が、3年後にはだんだん広がっている姿を描いてるのかなぁ。
思い返せば、物語が始まる前からずっと雨が降っていて、終わりでも降り続けていた。
コメントする