「やっぱり一番はグラの良さかな?」天気の子 TERURONさんの映画レビュー(感想・評価)
やっぱり一番はグラの良さかな?
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最前列で見たら、首が疲れたが、臨場感がハンパない。グラフィックも綺麗だった。空を見上げる感覚だから案外アリなのかも? どうしても3年前の名作と比較してしまうのだが、設定的にはアレだよね。若干入り込みにくいというか、主人公の家出の理由とかバックグラウンドとか、話が見えない部分がある。でも新海監督が描きたかったのはそんなことではなく。。なんなんだろう。リアリティはなかったが、最近やたら異常気象が多いし、今年の梅雨も長かった。この点は新海監督持ってるよね。そういう意味では怖い。晴れの貴重さを感じる。もちろん雨も大事なのだが、大切なのはバランスだよね。・・・なんか薄っぺらい感想だな。でも見せ方として前作に似ていて、語り口調でストーリーを進める点とか、歴史的な事象と不可思議な現象を結びつける点とか、あとは好きな子と会える?会えない?みたいな展開とか、今後もパターン化しそうだと思った。個人的にミステリーと感じたのは、船の甲板で遭遇したバケツの水をひっくり返したような雨の理由で、それが結局明快にならなかったこと。あの現象は都内でも中学生が体験しているが、おそらく天気を操作したことによるものだよね? そういうポイントに絞って、ミステリアスに見せるのもアリだったかもしれない。せっかく超常現象系の雑誌とリンクさせてるなら、ちょっと謎解き要素が足りてなかったかも。
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