「中高生のエゴを描いたのかと思った」天気の子 よいさんの映画レビュー(感想・評価)
中高生のエゴを描いたのかと思った
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映像美と曲は相変わらず良かったけど、この作品を素直に「良かった!」と言うには大人になりすぎたのかも。
ひなちゃんが「誰にも迷惑かけてません」ってキッパリ言ってくれたのに、その後多方面に迷惑かけまくる主人公。
「人に銃を向けるなんて最低!」と言われたのに、ラストで恩人に銃を向ける主人公。
イマイチハッキリしない理由で絶対島に帰りたくないと駄々を捏ねたり…戻ったら戻ったで普通に生活できるし(最初絆創膏だらけで虐待かと思った)。
私の気持ちは全部あのリーゼント警官が代弁してくれましたが、「めんどくせぇな」の一言です。
世界じゃなくて彼女を救うっていうのは新しい選択かもしれないです。それはそれでいいと思います。
それならきっちり筋通せって話。
本当に悪いことしてないなら、ホダカがやるべき事は警察から逃げる事じゃないんじゃない?
あと許せないのは、職務を全うしようとしている警官を悪役みたいに描くこと。
ホダカ視点で描いたからそうなってるのか分からないけど、私にはどう見てもホダカが悪役としか思えない。
何故かおじさんが最後味方についてくれたのも謎。罪悪感?
ホダカが警察署から脱走して線路走ったりするシーンは多分感動すべき所なんだろうけど、そこまでの「?」が多すぎて、逆に大音量のBGMが耳障りに聞こえた。
とりあえず小中学生には見せちゃダメ。
ナギくんが一人ぼっちにならなくて良かったとは思った。
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